クリーンディーゼル体験試乗会で試乗した6台のうち、今回はマツダのクリーンディーゼル車2台についての試乗レビューをまとめたいと思います。
3-1.アテンザセダン XD Lパッケージ
試乗会の前日に、ディーラーにて試乗させてもらったアテンザと同モデルになります。
※新型アテンザの詳細をまとめた試乗レビューについては、以下をご覧ください↓
マツダ 三代目 新型アテンザ(GJ) XD Lパッケージ(ディーゼル) 試乗レビュー
改めてアテンザを試乗してみて、やはりCX-5よりもディーゼルエンジンのガラガラ音や振動が気になるように思います。
今回の試乗では主に高速安定性と足回りについて確認しようと思っていました。
まずは、高速安定性についてですが、こちらは文句なしです。ホイールベースが長いことと、車重があることも影響していると思いますが、フラついたり不安になるようなことは一切なさそうな印象を受けました。
足回りについては、コーナーでもロールせずにスムーズに駆け抜けてくれる印象です。
これまでのマツダ車に比べると、しなやかさが格段に上がっている感じがします。
一瞬、「柔らかめなセッティングなのかな?」という気がするものの、それは「しなやかさ」からくるものであるように思います。
懐の深そうなサスペンションであるように感じました。
それと、ステアリングについては速度を出した時でも全体的に「軽め」であることが分かりました。
速度域が高めでのコーナーでのステアリングの操作感も軽めでした。
ここはアテンザのメインターゲット層(40代~50代とのこと)を意識していることから、このセッティングにしているのかもしれません。
それと、加速についてはキックダウンした時の加速と、徐々に踏み込んだ時の加速のフィーリングの印象がだいぶ異なる気がしました。
キックダウンした時の加速感は正に「爆裂加速」で、120kmまで出せる試験コースでもあっという間にその速度まで到達してしまいます。
徐々に踏み込んだ時のフィーリングは、NAガソリンエンジンのような加速感でフラットに加速していきます。(もちろんディーゼルエンジンらしく、加速スピードは圧倒的です)
アクセル操作一つでこれだけ異なる印象に仕上げ、且つドライバーの意図する動きを忠実に表現してくれるのがアテンザの特徴の一つと言えるかも知れません。
3-2.CX-5 XD (2WD)
今回用意されていたのはFFの2WD車でした。ぽんとしては前回の試乗会の中で、もっとも気に入った車種だった訳で、今回は2回目の試乗になります。前の試乗を思い出しながら乗ってみました。
エンジン音は、アテンザよりも気にならない上に、振動もCX-5の方が抑えこまれているような気がします。(運転席側での印象です)
試乗してみて感じるのは、アテンザよりも全体的にスポーティーな気がします。それはコーナーでのがっちりと手応えのあるステアリングフィーリングであったり、加速フィーリングから感じるところだったりします。
加速フィーリングは、アテンザと比べると「ドッカン加速」感があるかもしれません。
が、それはアテンザと比べた場合であって、一般的には問題のない加速フィーリングだと思います。
BMWやメルセデスベンツなどの試乗車に乗った後でも、CX-5の走りやスポーティーさは頑張っているなと感じました。
マツダ クリーンディーゼル車まとめ
マツダのディーゼルエンジンは他メーカーと比べて吹け上がりがいいように感じます。
高回転でのスピードの伸びはそれ程感じられないのですが、5000回転~それ以上まで綺麗に吹け上がる印象で、ガソリンエンジンならではの気持ちよさも残されているディーゼルエンジンであると感じました。
「元気なディーゼルエンジン」という表現がピッタリかもかも知れません。
次回はメルセデス・ベンツのクリーンディーゼル車2台の試乗レビューをまとめたいと思います。
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