今回はクリーンディーゼル実車体験試乗会で試乗した、BMWのクリーンディーゼル車2台についての試乗レビューについてまとめたいと思います。
1.523d BluePerformance
セダンタイプです。
走行モードがいくつかあり、今回は1週目がコンフォートモード、2周めがsport+モードで試乗させてもらいました。
コンフォートモードでは、アクセルレスポンスやサスペンションが柔らかめのセッティングになるようです。
アクセルを踏み込んだ際のレスポンスはやや鈍いかたちですが、アクセルを前回まで踏み込むと、急にドッカン加速をするような印象がありました。
これはアクセルレスポンスを「わざと」鈍くしている状態ながら、アクセルをフルスロットルにしたことで「加速する状態」とコンピュータが判断して、急に加速する制御になったのかなと感じました。
要するに、走行モードには忠実な挙動をしていると感じます。
また、凹凸のある路面はマイルドに走り抜けてくれました。が、メルセデスベンツと比べるとベンツの方がマイルドさは上かなと感じました。
2周目は「SPORT+」モードです。
モードを変えた途端に、アイドリングからやや勇ましさを感じるようになります。
加速時のレスポンスも鋭さがあって、コンフォートモードとことなって、スムーズな加速をしてくれる印象がありました。
また、コーナーでのステアリングの手応えががっちりで、足回りも素晴らしいです。
モード1つで、車の性格の違いを体験できるのは面白かったです。
2.X3 BluePerformance
SUVタイプです。2012年9月25日に発売されたばかりのモデルです。
8AT搭載の2リッターディーゼルターボです。
車の外から聞いた時、「ガラガラ」というディーゼルエンジンらしい音がよく聞こえてくるなぁとも感じました。
ただ、車の中からではそれ程気になる音ではありませんでした。
走りについては、SUVタイプにも関わらず剛性感は非常に高く、そのコーナーでの安定感も素晴らしく感じました。
BMW クリーンディーゼル車まとめ
BMWの2車種は、メルセデスベンツの2車種とは異なる味付けであることがよく分かりました。
こちらは「勇ましく、熱く」という表現になるでしょうか。ドライバーが主役であり続けるクルマであると感じました。
加速した時の排気音は両車ともガソリンエンジンに劣らずにスポーティーなサウンドが聞こえきて、「その気」にさせてくれます。
全体的な静粛性はメルセデスベンツに比べると劣る印象がありますが、それは車の位置づけの違いによるところもあるのかなと感じます。
また、ステアリングはどちらも「重め」でがっちりした手応えを感じられ、すばらしいフィーリングでした。
今回のBMWの2車種については、セダンでもSUVでも運転の楽しさを感じられ、ドライバーを主役にさせてくれるクルマであると感じました。
初のBMW車の試乗でしたが、さすがに素晴らしいクルマでした。貴重な体験ができました。
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