今回はノートニスモに試乗してきました。
ノートニスモは「NISMO」と「NISMO S」があり、前者が1.2リッター スーパーチャージャーでCVT、後者が1.6リッターのMTという仕様で、かなりの差別化が図られています。
今回は「NISMO」の方の試乗感想というか、試乗レビューについてまとめたいと思います。
タイヤ
タイヤはブリジストンの「POTENZA RE080」でした。
タイヤサイズは「195/55R16 87V」です。
運転席回り
シートはごくごく普通な感じでした。ごく一般車的なもの、とも言えます。
シート自体もベース車と同じデザイン、材質で作られているようです。
シート調整は前後調整とシートリフター(上下調整)も装備されています。
シートを一番低くしてみた時の印象は、そこまで低くはなりませんが、「高い」という印象もなく、ごく一般車的なポジションであると言えます。
また、ステアリング調整は、チルトステアリングはありますが、テレスコピックはありません。
ステアリングは本革巻きで、握る部分についてはファブリックの手触りになっています。汗とかはすぐに吸収してしまいそうな気がしました(^_^;)
また、ステアリングのセンターには赤いステッチがありました。
また、パドルシフトは装備されていません。
各種フィーリング
ステアリング
ステアリングは適度な重さです。ステアリング操作に対する応答性もダルさはなく、比較的クイックなものになっています。
カーブを曲がっていく感じも、クイック気味ではありますが、それでも機敏すぎず、操作に対して素直な曲がり方をしてくれるように感じました。
ロールも抑えられており、身体が揺さぶられる場面はありませんでした。
また、インフォメーションも適度にあって、全体的に「NISMO」という名前らしさを少し感じさせてくれます。
乗り心地はタイヤの扁平率の割には硬めな方向で、割りとゴツゴツしている感じです。この辺りはタイヤの銘柄も影響しているのかも知れませんが、サスペンション自体も硬い方向なのだと感じます。
最もNISMOらしさ(と言っても、かなり軽めです)が出ているのが、乗り心地やステアリングフィールの部分だったように感じました。
ブレーキ
ブレーキは後輪はドラム式を採用しています。
ブレーキ操作のフィーリングは、かっちり気味のもので、ストローク量は中程度でしょうか。
コントロール幅はそこそこで「ジワーッ」と効いていく感じです。ただ、その「ジワーッ」加減のバランスはそこまで良くなくて、奥の方で一気に強く効いてくる傾向があります。
ブレーキもベース車と同じっぽい印象です。
アクセル
アクセルペダルは軽いです。アクセル操作に対する加速感は、中々スムーズなもので、スーパーチャージャーでありながら、トルク・パワーの出方も至ってフラットなもので、トルク感は必要十分以上のものが出ています。
CVTは、NAエンジンだと、出だしの違和感があることが多いですが、ターボやスーパーチャージャーの方が、この違和感が少ないように感じます。
トルクは必要十分なものがあるものの、そこから更に踏み込んでいくと、そこからの伸びはあまりありません。なので、そこまでの速さを感じる場面はあまりないように感じます。
この辺りが低排気量+スーパーチャージャーの特徴なのかなぁとも感じます。
また、エンジン音、排気音共に、音を聞かせるような演出はないようで、どちらかと言えば遮音性を高めて静かな車内空間を作る、という方向のような気がします。
この辺りもベース車と基本的には同じなんだろうと感じます。
内装・トランクなど
内装は、プラスチック感が強くで、見せ方もそれ程上手くはない印象です。200万円として見るとやや物足りない印象で、内装にはあまり力を入れていないというのが感じられます。
後部座席については、とにかく足元が広いです。ちょっと高めのセダンのような足元の広さには驚きです。明らかに他のライバル車種を圧倒しているのではないでしょうか。
それでありながら、トランクもそこそこ広くなっており、こちらもライバル車種と同等かそれ以上の容量があるように感じます。
ちなみに、トランク上のトノカバーは装備されていません。
また、トランクの下には、スペアタイヤも装備されています。タイヤ銘柄は「マキシス」でしたが。
それでも最近はパンク修理キットで済ます車種も多い中で、この装備は好印象です。
その他
デイライトは、車幅灯と連動したものが標準だそうです。
オプションでLEDヘッドライトや、スポーツシートもあるようです。
オプションのシートは「NISMO S」とは違ってレカロではないようです。
また、ベース車には装備されるエマージェンシーブレーキはオプションもありません。
ノートNISMOまとめ
ノートNISMOですが、外観やカタログなどではかなりスポーツ寄りの作りなのかと思いきや、どちらかと言えば「一般車」寄りな作りだなぁと感じました。
それは、エンジンやブレーキ、シートもベース車と同じ(エンジンはECUのみ別セッティングっぽいです)ですし、それにパドルシフトも装備されていないことなどから感じられます。
ただ、ステアリングのフィーリングやサスペンション辺りや、タイヤの銘柄からはかろうじて「NISMO」っぽさが出ているように感じます。
基本的には、外観などの「見た目」を大きめに変える事で、それっぽさを出していることに重点が置かれているように感じます。
かといって、運転が楽しくない訳ではなく、ステアリング操作についてはクイック気味でありながら、素直な感じですし、普通に運転が楽しめるレベルに仕上がっています。
車両価格的には、内容からするとちょっと割高感があるようにも思います。
一般車的なものはちょっと嫌だ、だけどそこまでスポーツじゃなくてもいいので、ちょっとだけそれっぽさみたいなものが欲しい。
これこそが、「ノートNISMO」の方向性なのだと思います。
その甲斐もあり、こちらは自動車型式に「改」も付きません。
(「NISMO S」では「改」が付いてしまう為、自動車保険の加入に手間がかかりそうです)
この「ライト」な味付けに、車内空間の広さとトランクの使い勝手の良さが合わさったのが、ノートNISMOの特徴であり、良さなのだと思います。
ノートニスモは「NISMO」と「NISMO S」があり、前者が1.2リッター スーパーチャージャーでCVT、後者が1.6リッターのMTという仕様で、かなりの差別化が図られています。
今回は「NISMO」の方の試乗感想というか、試乗レビューについてまとめたいと思います。
タイヤ
タイヤはブリジストンの「POTENZA RE080」でした。
タイヤサイズは「195/55R16 87V」です。
運転席回り
シートはごくごく普通な感じでした。ごく一般車的なもの、とも言えます。
シート自体もベース車と同じデザイン、材質で作られているようです。
シート調整は前後調整とシートリフター(上下調整)も装備されています。
シートを一番低くしてみた時の印象は、そこまで低くはなりませんが、「高い」という印象もなく、ごく一般車的なポジションであると言えます。
また、ステアリング調整は、チルトステアリングはありますが、テレスコピックはありません。
ステアリングは本革巻きで、握る部分についてはファブリックの手触りになっています。汗とかはすぐに吸収してしまいそうな気がしました(^_^;)
また、ステアリングのセンターには赤いステッチがありました。
また、パドルシフトは装備されていません。
各種フィーリング
ステアリング
ステアリングは適度な重さです。ステアリング操作に対する応答性もダルさはなく、比較的クイックなものになっています。
カーブを曲がっていく感じも、クイック気味ではありますが、それでも機敏すぎず、操作に対して素直な曲がり方をしてくれるように感じました。
ロールも抑えられており、身体が揺さぶられる場面はありませんでした。
また、インフォメーションも適度にあって、全体的に「NISMO」という名前らしさを少し感じさせてくれます。
乗り心地はタイヤの扁平率の割には硬めな方向で、割りとゴツゴツしている感じです。この辺りはタイヤの銘柄も影響しているのかも知れませんが、サスペンション自体も硬い方向なのだと感じます。
最もNISMOらしさ(と言っても、かなり軽めです)が出ているのが、乗り心地やステアリングフィールの部分だったように感じました。
ブレーキ
ブレーキは後輪はドラム式を採用しています。
ブレーキ操作のフィーリングは、かっちり気味のもので、ストローク量は中程度でしょうか。
コントロール幅はそこそこで「ジワーッ」と効いていく感じです。ただ、その「ジワーッ」加減のバランスはそこまで良くなくて、奥の方で一気に強く効いてくる傾向があります。
ブレーキもベース車と同じっぽい印象です。
アクセル
アクセルペダルは軽いです。アクセル操作に対する加速感は、中々スムーズなもので、スーパーチャージャーでありながら、トルク・パワーの出方も至ってフラットなもので、トルク感は必要十分以上のものが出ています。
CVTは、NAエンジンだと、出だしの違和感があることが多いですが、ターボやスーパーチャージャーの方が、この違和感が少ないように感じます。
トルクは必要十分なものがあるものの、そこから更に踏み込んでいくと、そこからの伸びはあまりありません。なので、そこまでの速さを感じる場面はあまりないように感じます。
この辺りが低排気量+スーパーチャージャーの特徴なのかなぁとも感じます。
また、エンジン音、排気音共に、音を聞かせるような演出はないようで、どちらかと言えば遮音性を高めて静かな車内空間を作る、という方向のような気がします。
この辺りもベース車と基本的には同じなんだろうと感じます。
内装・トランクなど
内装は、プラスチック感が強くで、見せ方もそれ程上手くはない印象です。200万円として見るとやや物足りない印象で、内装にはあまり力を入れていないというのが感じられます。
後部座席については、とにかく足元が広いです。ちょっと高めのセダンのような足元の広さには驚きです。明らかに他のライバル車種を圧倒しているのではないでしょうか。
それでありながら、トランクもそこそこ広くなっており、こちらもライバル車種と同等かそれ以上の容量があるように感じます。
ちなみに、トランク上のトノカバーは装備されていません。
また、トランクの下には、スペアタイヤも装備されています。タイヤ銘柄は「マキシス」でしたが。
それでも最近はパンク修理キットで済ます車種も多い中で、この装備は好印象です。
その他
デイライトは、車幅灯と連動したものが標準だそうです。
オプションでLEDヘッドライトや、スポーツシートもあるようです。
オプションのシートは「NISMO S」とは違ってレカロではないようです。
また、ベース車には装備されるエマージェンシーブレーキはオプションもありません。
ノートNISMOまとめ
ノートNISMOですが、外観やカタログなどではかなりスポーツ寄りの作りなのかと思いきや、どちらかと言えば「一般車」寄りな作りだなぁと感じました。
それは、エンジンやブレーキ、シートもベース車と同じ(エンジンはECUのみ別セッティングっぽいです)ですし、それにパドルシフトも装備されていないことなどから感じられます。
ただ、ステアリングのフィーリングやサスペンション辺りや、タイヤの銘柄からはかろうじて「NISMO」っぽさが出ているように感じます。
基本的には、外観などの「見た目」を大きめに変える事で、それっぽさを出していることに重点が置かれているように感じます。
かといって、運転が楽しくない訳ではなく、ステアリング操作についてはクイック気味でありながら、素直な感じですし、普通に運転が楽しめるレベルに仕上がっています。
車両価格的には、内容からするとちょっと割高感があるようにも思います。
一般車的なものはちょっと嫌だ、だけどそこまでスポーツじゃなくてもいいので、ちょっとだけそれっぽさみたいなものが欲しい。
これこそが、「ノートNISMO」の方向性なのだと思います。
その甲斐もあり、こちらは自動車型式に「改」も付きません。
(「NISMO S」では「改」が付いてしまう為、自動車保険の加入に手間がかかりそうです)
この「ライト」な味付けに、車内空間の広さとトランクの使い勝手の良さが合わさったのが、ノートNISMOの特徴であり、良さなのだと思います。
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