2013年5月22日水曜日

マツダキャロル(HB25S) スズキアルト(HA25S)の長距離・高速道路でのレビュー


キャロル(アルト)での長距離運転はまだ数回だけですが、高速道路での印象も分かってきましたので、今回はキャロルの長距離・高速道路のレビューをまとめたいと思います。
※タイヤは165/55 R14 ファルケン シンセラ(ワゴンR純正タイヤ・ホイール)ですので、純正タイヤとはサイズ・銘柄が異なります。


高速道路での安定感は中々のもの

さて、キャロルですがステアリングの重さは軽自動車にしては「重め」です。
女性ウケはあまりしないんじゃないかなぁと余計な心配までしてしまいます。
けれども、このステアリングの重さが高速道路での安定感に繋がっているように思います。
そのくらい、キャロルでは軽自動車とは思えないようなどっしり感と安定感を感じられます。
走行車線を走る限りは全く不足ありません。直進安定性も高いので不安になるような場面は出てこないのではないでしょうか。
ですが、その安定性も100kmまでです。それを超えると途端にどっしり感が影を潜め、ステアリングのインフォメーションも薄くなり、いわゆる「ふわふわ」感が出てきます。そのくらい印象が変わってくるように思いました。

乗り心地は高速道路ではそれ程問題はなし
高速道路は荒れた路面は少ないので乗り心地については、それほど問題は出てこないのですが、道路と道路の継ぎ目を走った時の突き上げは適度に感じます。
ダンパーなどが突き上げを「いなす」仕事をほとんどしていないような印象です。
そのため「硬めの乗り心地」という印象を持つ人もいるかもしれません。
それ以外の部分では、不快な乗り心地を感じる部分は少ないように思います。

加速のもっさり感はストレス
NAの軽自動車ではほぼ共通しているのかもしれませんが、追い越し車線では厳しいです。
アクセルを踏み込んでも、発するエンジン音とは裏腹に加速は鈍いので、スムーズな追い越しは難しいです。
走行車線でも前車の速度が上がってその速度に合わせようとした時や、ゆるやかな坂道が続く場所では、その非力さにストレスを感じる部分が出てきます。
また、ロードノイズとエンジン音、特にエンジン音は高速道路の走行中はずっと騒がしい印象です。

長距離運転は身体への負担を感じる部分も
1時間以上運転していると、腰が重くなってきたり身体への負担感というか疲れを感じてきます。
これはシートの座面が短い点やシートの柔らかさなども原因と思われます。それと走行中のエンジン音やロードノイズなんかも疲れを感じさせる要因になっている可能性は高いように思います。
ただ、高速安定性は高いので「高速道路を運転をする」という緊張感やステアリング操作に対する疲れはそれ程感じないように思います。

高速道路での燃費は20km超えも可能
ぽんのキャロルはキャロルエコではなく、普通のキャロル(マイナーチェンジ前)なのでJC08燃費が「22.6km」です。
高速道路での平均燃費(燃費計表示)では21kmくらいでした。キャロルの燃費計表示は誤差がほとんどないので、この数字の信頼性は高いかと思います。

まとめ
簡単にまとめてみましたが、非力さと音の騒がしさを我慢できれば、高速道路を走る上で大きな問題はありません。
非力さと音の賑やかさを差し引いても、車体とステアリングの安定性は非常に優れているので、「安全に運転」出来ることは間違いなく、緊張感や不安感を感じる部分も少ないように思います。
がシートは柔らかめということもあり、疲れやすいので休憩は多めに取った方がいいかなぁという印象です。

結局、高速安定性と燃費以外は、我慢の必要な部分が目立つことになりますが、車体の価格面や「一般的な軽自動車」として考えれば充分なレベルに達していると思います。

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