2015年7月8日水曜日

日産デイズルークスS 試乗レビュー

クルマを車検に出した時の代車が、日産デイズルークスでした。
折角なので、結構走らせてもらったので、今回は日産デイズルークス Sの試乗レビューというか、試乗感想についてまとめたいと思います。
※この代車は2015年のマイナーチェンジ前のものだと思います。

デイズと同様、デイズルークスも三菱の「ekスペース」のOEMのような位置づけかと思います。

タイヤ
タイヤは「マキシス MA-307」で、タイヤサイズは「155/65R14」です。ホイールはスチールです。
タイヤメーカーは、台湾の「正新ゴム工業」が製造しているようです。
いわゆるアジアンタイヤですね。

グレード
グレードは「S」です。デイズルークスの中で、最廉価にあたるグレードです。

運転席周り・シート
ステアリングはチルト調整(高さ)のみ装備されています。

シートはベンチシートなので、広々感があります。
シートのホールド性は高くはありませんが、シート自体の素材は悪くない印象です。
シートは高さ調整もあり、これはダイヤル式のものでした。ダイヤル式なので無断階の調整が可能です。
ダイヤルを回すとおしりの下の方が盛り上がってくる感覚で最初は違和感あるかも知れませんが、廉価グレードでも高さ調整が装備されているのは好印象です。

シートの硬さについては柔らかすぎず適度な硬さもあって、中々いい感じです。

ドアのロック・解除はキーにあるボタンで行えますが、エンジン始動時はキーを差し込むタイプです。
「X」以上ではプッシュエンジンスターターが装備されているようです。

運転席からの視界は中々いいです。トラックを運転しているような感覚が若干あります。視界がいいので運転はしやすいです。

各種フィーリング
ステアリング
ステアリングは軽めで、緩いです。中立の遊びも多めになっています。
カーブでは気持ち大きめに操舵量が必要で、どちらかというと不自然さのあるフィーリングであると感じました。
インフォメーションも薄いです。

左折時などでは、速度を十分に落として曲がらないと、ステアリングを切ってから、戻す操作が忙しくなります。
曲がりきった後に、今度は曲がりすぎてしまって、急いでステアリングを戻す感覚があります。

カーブではロールも結構あります。
また、アンダーステア傾向が強い印象で、思った以上の低い速度域からアンダーステアが出る印象です。
ロールも多めであるため、このクルマの各速度域によるカーブでの挙動や特性を、しっかり把握しておく必要があるように感じます。
正直、楽しく運転するという感覚はありませんでした。

高速域ではステアリングに重さがやや加わる感覚があり、しっかり感はそこそこあるようには感じました。

アクセル
出だしの加速感ですが、「デイズ」よりは改善され、自然な加速には近くなっています。
が、他のメーカーと比べるとまだまだもっさり感があるように感じます。

アクセル操作に対する加速感は、CVT特有の回転数が最初に上がってから加速する印象で、「デイズ」と比べてもここはあまり改善はされてないように感じました。

大きく踏み込んだ時は、2テンポくらい遅れてから加速が始まる感じです。
その時のエンジン音はかなりのものになります。

アイドリングストップは自然ですが止まる寸前にアイドリングストップし、止まる直前にブレーキを少し抜いただけで、エンジン始動してしまうのが難点でしょうか。
これはどのアイドリングストップ車にも当てはまるかとは思います。

違和感のある点として、走行中にアクセルを離した時に、たまにエンジンブレーキがかかるような時があって、「カックン」と前にピッチングすることがありました。
CVTの制御の煮詰めの甘さがあるのでしょうか。

ブレーキ
ブレーキについてはやや柔らかめのタッチです。ストロークはそこそこあります。
ブレーキの効き具合ですが、踏み始めの効きは弱めなので「カックンブレーキ」になることはありません。
その後、ブレーキを深く踏み込んでもあまり効かない部分が続いて、さらに踏み込んでいくと、急に強く効くフィーリングとなります。
正直、自然なフィーリングとはかけ離れている印象でした。

ブレーキ自体はそのようなフィーリングですが、奥まで踏み込めばしっかり効くので、安全面の問題はありません。

その他補足
シフトノブの右側に「Dsスイッチ」なるボタンがあります。
いわゆる「Sモード」みたいなもののようで、これを押すとエンジン回転数が高めになります。
加速感は若干変わる気もしますが、それほど大きくは変わらない印象で、エンジン音だけはかなり大きくなります。

運転席のメーター内にエコランプがあって、三段階表示になっています。
色々試しましたが、速度などは関係なく、単純にアクセルの踏み込み量だけを見ているようでした。


乗り心地・燃費
乗り心地については、デイズと同様に細かい振動を結構伝えてくる感じがして、常にごとごとする印象があります。

燃費については、走行距離40km、市街地走行、エアコンは常時ONの状態で「14.5km」でした。

内装など
内装はアイボリーカラーで、明るく感じます。
質感については、コスト削減感が比較的目立つ印象で、プラスチック感がかなり多いように思います。
アシストグリップは運転席以外には全てありました。

室内空間が広いからか、エアコンで車内が冷えるまでに、結構時間がかかる印象がありました。

安全装備
タイヤはコスト削減感があるものの、サイドエアバッグが標準装備である点は評価できます。
※ただし、サイドカーテンエアバッグはありません。
衝突安全テストでは、星4つの評価です。(満点は星5つ)
JNCAP|自動車アセスメント - 試験車種詳細

気になるのはブレーキ性能です。
ドライ、ウェット共に、ライバル他車(タント・NBOX・スペーシア)と比べると、停止するまでの距離が比較的長めになっています。
タントと比較すると、ドライで4m、ウェットで7.8m、停止するまでの距離が違っています。


デイズルークスまとめ
もう発売して1年以上経過している車種ではありますが、特に特筆する点はなく、運転に関するフィーリングであったり、乗り味などが、何世代か古いクルマのような印象を受けました。
「昔ながらの軽自動車」のようなものを、ところどころ感じてしまいました。

また、タイヤのコスト削減を行なっている点が、とても気になるところです。
軽自動車で、アジアンタイヤが標準装備なのは、始めて見たように思います。
ただ、以下のニュースにもあるように、グレードによって装着タイヤは違うようです。
住友ゴム、eKスペースとデイズ ルークスの新車装着用タイヤに「エナセーブEC300」が採用

それと下位グレードなのに、価格がかなり割高な印象を受けます。

下位グレードは、他の上位グレードへ誘導を促す役割も持っているような気がしてしまいます。
このグレードでこれだけ出すなら、もう少し頑張ってこのくらいの装備があった方がいいよね、的なものを狙っている気がしてなりません(^_^;)
(下位グレードを割高に設定することで、他のグレードは装備の割に安いかも、と印象付けのためのグレードなのでしょうか)

タイヤのように目に見える部分のコスト削減をしてるのに、それらもあまり価格に反映されてないようにことからも、「S」グレードの利益率は、結構高そうな印象も受けてしまいます。

アラウンドビューモニターであったり、後席への空調(リヤシーリングファン)も、「S」では装備されておらず、CMで宣伝していた部分は、体感することができませんでした。

と、走行面についてはあまり良い印象ではありませんでしたが、スーパーハイトワゴンということで、後部座席などは広くて同乗者には好評でしたし、一般的な街乗りでは十分とも言えます。
が、ブレーキ性能などの安全性も考慮して、他メーカーの車種を検討するのもありかなぁとも感じました。

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