スイフトスポーツ(ZC32S) エンジンルームからの異音（ガラガラ音）について

スイフトスポーツ（ZC32S）ですが、2015年の夏前頃から、エンジンルームからの異音が気になっています。
総走行距離が21,000kmを超えた頃から、「気になりだした」ものになります。
異音の内容はこんな感じです。

• 走行中、アクセルペダルを7割～8割踏んだ時に、エンジンルームから「ガラガラガラ」のような音が聞こえてくる。
• 音は運転席の窓を開けていると良く聞こえるが、窓を閉めているとかすかに聞こえるくらいのもの
• 2～6速のギアでこの音の発生を確認し、エンジン回転数に関係なく、アクセルペダルの踏み込み量が7割～8割くらいの時に聞こえることが多い
• 音の再現性は8割以上の確立で発生する
• 音が気になるようになったのは、2015年5月頃（クルマ購入して35ヶ月後くらい）だが、その前から聞こえていた気もする

2015年6月にステアリングギアボックスの異音でディーラーに診てもらったのですが、その時に併せてこの症状について相談をしてみました。

ディーラーでの診断結果
ディーラーでも音は確認できたようで、「恐らくノッキングでしょう」とのこと

ノッキングの原因としては以下のことを教えてもらいました

• 質の悪いガソリンを使った
• エコ運転のし過ぎ
• 古いクルマであればプラグ類の故障の可能性もあるが、まだ新しいのでそれはないだろうとのこと

エコ運転のし過ぎについては、軽自動車などではたまにある現象だが、このクルマ(ZC32S)ではこれまで症例がないとのことでした。

これまでのクルマの使い方

• ガソリンは常にハイオク（全てエネオスで、店舗は2、3店舗を利用）を入れていた
• 過剰なエコ運転はしていないつもりだったものの、なるべく高いギア（5速程度）を街乗り走行でも使っていた
• 通常走行では、アクセルペダルを7割以上踏み込むような場面は、そうそうなかったように思う
• アクセル全開操作も行うドライビングレッスンや、サーキット走行は数回だけ行なっていた
• サーキット走行後は、すぐにエンジンオイルは交換した
• たまに、低いギアで引っぱってやるようなことはしていた
• エンジンオイルは、納車時のエンジンオイルを除いて全て「TRUST M16-SP」を使用し、オイルフィルターは2回に1回か、都度交換。オイルフィルターは純正を使用。
• オイル交換頻度はまちまちだが、最長で1年使用、最長距離8,000kmくらい使用した時もある（ディーラーでオイル交換について話しをしたものの「あまり関係ないでしょう」とのことでした）

ディーラーでの対応・アドバイスについて

• 故障ではないため、修理とはならないとのこと
• 何らか対応を行うとしたら、エンジン内のクリーニングになるが、オーバーホールすることになるため、費用はかなりかかる（20～50万？）
• 現在のまま走ってもすぐすぐに大きなトラブルを引き起こすことはない

その他の対応策
その他の対応策のアドバイスとして、2点挙げてもらいました。

• エンジン内を洗浄するようなガソリン添加剤を入れてみる
• 高回転域を使って走り、カーボンやすすを吹き飛ばしてみる

これらについて、試した結果をまとめます。

対応策の実施
上記の対応策を早速実施しました。
大きく分けて「3回」実施したので、それぞれについてまとめます。

対応策の実施1
1.ガソリン添加剤の投入
カーメイト製の「エルフ コンプリートクリーナー10000」を入れてみました。
E14 | エルフ　コンプリートクリーナー10000
ガソリンを給油する前に、給油口から1本分、投入するかたちです。

2.高速道路走行で、少し低いギアを使い、高回転域を使う走行を実施
高速道路に乗る時は、このことを少し意識して走行するようにしてみました。
（と言ってもせいぜい4000回転くらい）
試しに、走行距離30kmくらい走った時に、上記の事を実施しました。

対応策実施の結果1
対応策1を実施してから1,000km走行後の状況としては、若干ながら「ガラガラ」聞こえる範囲が減ったかなぁ、といった印象です。
（今までが「ガラガラガラガラ」くらい聞こえていたとしたら、「ガラガラガラガ」くらいになった印象でしょうか）

ただし、「改善した」というレベルにはなく「殆ど変わらない」と言った方が正確だと思います。

対応策2の実施

1.エンジンオイル交換
これまで常用していた「TRUST M16-SP 5W-30」からイエローハットのプライベートブランド「MAGMAX プレミアムX SN 5W30」に交換。
※オイルフィルターも交換し、オイルフィルターはスズキ純正品（ディーラーで調達）を使用。
MAGMAX プレミアムX SN 5W30 | イエローハット

2.上記エンジンオイル交換前に、「カストロール エンジンシャンプー」を使用
エンジンオイルを抜くタイミングで、エンジンシャンプーを使ってみました。
エンジンオイルを抜いてから、シャンプーを入れてエンジンをアイドリングさせて洗浄。
その後シャンプーを抜く流れです。
※作業はイエローハットでやってもらいました。

エンジン内の汚れを落として燃費の回復とパワー復活のカストロールエンジンシャンプー

対応策2の結果
上記実施直後、1000km走行後も特に変化はありませんでした(^_^;)

対応策3の実施
1.ガソリン添加剤の再投入
今度は「Holts E-plus PCT-01」を投入してみました。
E-plus｜補修はHolts

2.高速道路で、低回転を使った走行の実施（対応策1よりも強力版）
今回は常時6500回転～6800回転くらいで走行するやり方を実施しました。（ガソリン添加剤再投入直後です）
2速でこれをやると、時速90kmくらいで走行できます。この方法で高速道路を走行した距離は約70kmです。
たまに3速に入れて回転数を少し下げたり、6速に入れてエンジンを休息させるのを織り交ぜながら行いましたが、ほぼ2速で走行しました。
走行中は、エンジン音で車内が異常にうるさいです(^_^;)

対応策3の結果
「対応策3」後、500kmくらい走行した結果です。
「対応策2」までと比べると、明らかに聞こえてくる音が減りました。

これまで同じシチュエーションで「ほぼ再現していた」音ですが、その再現性がかなり減りました。
今でも聞こえてくる時はもちろんあるのですが、その時もその音量が減ったことと、音のタイプが「ガラガラ」系が主だったものが「ギギギ」「チチチ」っぽくなりました(^_^;)
で、この音もよく耳を澄まさないと聞こえないイメージです。

対応策3の結果、症状はかなり改善しましたと言えます。

コバック半年点検でも相談
車検はコバックにお願いしており、車検後の半年点検があったので、「何か気になる点」を聞かれたので、一応コバックでも聞いてみました。
ちなみに、「対応策3」後になります。

コバックでの回答

• 音（異音）は確認できた。
• 音のタイプからして、エンジン類に重大な問題があるものではない。
• 恐らくクルマの機械的、構造的な部分で聞こえてくる音なのではないか。

コバックで相談すること自体、違う気がしますが(^_^;)、色々回答をいただきました。
コバックでは走行上、重大な問題となる症状・音であるか、という側面で回答をいただいたかたちです。

現状としてはこのような状況です。

これまで行なった対応策から何となく感じたこと

• ガソリン添加剤投入だけでは、あまり意味がなさそう（効果を体感できるものではない）
• エンジンシャンプーはほとんど意味がなさそう（効果を体感できない）
• エンジンオイルとの関連性も、あまりなさそうな気がする
• 改善した状況からしても、エンジン内部でカーボンやスス、汚れが溜まっているような気がする
• 特定のアクセル開度で異音が発生するため、スロットルバルブ周辺の汚れも怪しい気がする

異音が気になりだしてから既に半年以上が経過していますが、当初より症状は改善したものの、まだ完全解決には至っていません。

対応策3を繰り返すのも、エンジンに負担がかかる気がするし「どうしようかなぁ」といった感じです。
ただ、ディーラーでは「大きなトラブルを引き起こすものではない」ということからも、様子を見るしかないかなぁ、といった考えでいます。
何とも、もやもやした気分ではあります(^_^;)

何か変化があれば、また日記にまとめたいと思います。