2012年8月17日金曜日
スイフトスポーツ(ZC32S) 長距離ドライブでのレビュー
スイフトスポーツで約1000kmの長距離ドライブに行ってきました。
道路的にはほとんどが高速道路で、あとはワインディングが少しあった感じです。
高速道路ではとても安定感があります。高めの速度でもその安定感が薄れることなく、どっしり目の安定感が常にあります。そのため、ワインディングと共に高速道路の巡航も楽しく、且つ楽に運転できました。
ワインディングでは気になるハンドル(ステアリング)の軽さも、高速道路の巡航では楽に運転できる要素の1つと感じます。
高速道路の道の造りによってはロードノイズは結構大きめです。音楽なんかは音量を上げないと聞き取りにくくなります。ロードノイズを気にする人には、不快さを感じる人もいると思います。
高速道路でのパワー感についてですが、今回は2人乗車での運転でしたが平地では力不足はほとんど感じません。ただ、登り坂になるとやや力不足を感じてしまいます。登り坂では6速でアクセルを踏み込んでも加速はしないです。(平地なら6速でも加速してくれます)
ですが、不満を感じるほどのものではありませんでした。
高速道路の登り坂で加速したい時は、ギアを下げれば全く問題ない感じです。
非力なところは1.6Lエンジンの宿命かも知れませんが、それでも前に乗っていたデミオスポルト1.5L(DE)と比較すると、かなり力強さがあるように感じます。個人的にはスイフトスポーツのパワーで十分な感じです。
クルーズコントロールはやはり楽です。流れのいい高速道路では使い所が結構ありました。
上り坂なんかでは、前を走っている車の速度が落ちるので距離が縮まったりしますが、そんな時もステアリングのボタンでの速度調整ボタンを使えば、大丈夫です。
ですが、ボタンでの速度調整すると、クルマの挙動(ピッチング)に少し違和感があります。
減速する時(マイナスボタンを押した時)には、ブレーキを踏む時とはまた異なる挙動(ピッチング)を感じます。加速の時も同様にちょっと変な挙動を感じます。
隣席の人にその時の挙動が不快かどうか聞いてみましたが、そういった感じはないそうです。
アクセル操作よりも、クルーズコントロールを積極的に使った方が燃費も伸びるように感じます。やはり機械の方が正確ですからね。
燃費については、95kmくらいまでであればいい燃費記録を出すことができますが、それ以上の速度で巡航する場合には燃費は伸びなくなります。
燃費を考えると90kmくらいでの巡航がベストのような気がします。
今回のドライブでは、改めてシートの良さを感じられました。硬めのシートは3時間程度、通して走っても腰への負担なんかはほとんど感じませんでした。
これまでに乗ってきたデミオ、アクセラも疲れにくいシートでしたが、それらと比べても一番疲れにくいシートだと思います。
ワインディングでは、極力ロールは抑え込んだかたちでコーナーを駆け抜ける感じです。
ロールの少なさは、反対に言うと車体の挙動が掴みづらいような気もします。
恐らく、一般道でのワインディングくらいではサスペンションの能力はほとんど発揮されていないと感じます。やはりスイフトスポーツの足回りはサーキット走行も想定されているものだと感じます。
ハンドルの応答の良さも、ワインディングではより感じられました。
また、ハンドル操作に対してイメージ通りのラインを走り抜けてくれます。走りについては楽しいの一言に尽きます。
ですが、ハンドルの軽さとインフォメーションの薄さはワインディングではマイナス要素として気になる点でもあります。
ここは好みによる部分だとは思いますが、個人的にはもう少し重い方がいいなぁと改めて感じました。
ワインディングでのやや急勾配な上り坂では、ギア操作は3~4速の間を行ったりきたりです。4速での加速は厳し目でした。3速を使った割合が多かったです。
長距離ドライブで、色々と感じたことがありましたが、全体的には運転が楽しくて、かつ適度に楽に運転ができる印象です。
楽に運転が出来ると感じた点については、「直進安定性」「軽めのハンドル」「適度なトルク感」「クルーズコントロール」「疲れにくいシート」辺りかなと思います。
楽しく感じた点としては、「ハンドルの応答性の良さ」「どっしり感すらある乗り味」「アクセルを踏み込んだ時の加速感」「アクセルを踏み込んだ時のエンジンフィールと、排気音の心地よさ」辺りでしょうか。
試乗の時とは違って、ずっと乗っていると良い点や気になる点が、改めて確認できる感じですね。
次回は燃費記録についてまた書きたいと思います。
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