さて、今回は「クリーンディーゼル体感試乗会」で試乗した「マツダCX-5 4WD」と「日産エクストレイル 20GT」の試乗レビューを書きたいと思います。
3.マツダ CX-5 XD 4WD 試乗レビュー
6AT 1610kg 225/65/R17 ディーゼルターボ
CX-5の2WDにも試乗したため、それ比較しながらレビューしていきたいと思います。
車重は2WDと比較すると、4WDの方が100kg重いとのこと。
同乗したスタッフの方は「2WDとの違いは分からないかも知れないですねぇ」なんて言っていたのですが、走りについては結構な違いを感じました。
(エンジン音や、振動については2WDと変わらない印象です)
加速力は2WDと比較するとやや鈍いというか、緩やかに感じました。
ハンドルの操舵感も2WDより少し軽く感じられ、路面からのインフォメーションや手応えがも薄い印象です。
「2WDとこんなに違うものなのか」と思ったほどなのですが、車重が影響を与えているのでしょうか。その他のセッティングが同じなのかどうかも気になってしまいました。
2WDに乗った後だと、4WDは全体的に「普通」っぽさを強く感じ、運転の楽しさをより感じられたのは2WDの方でした。(4WDでも充分楽しさはあるのですが)
とはいうものの、4WDの乗り味自体は、2WDよりも落ち着いた印象があるのは間違いなく、「SUVらしい乗り味」と言われれば、4WDの方に軍配が上がる気がします。
今回はオーバルコースでの試乗だったため、通常よりも高い速度域まで体験できたのも、両者の違いを感じた理由かも知れません。
その為、街乗りであればそこまで違いは感じないのかも知れません。
いずれにせよ、CX-5の購入を検討されていて、2WDか4WDか迷っている、という方はどちらのタイプも試乗することをお勧めします。
それくらい、両者の印象は異なるものでした。
4.エクストレイル 20GT 試乗レビュー
4WD・6AT 225/55 R18 2L ディーゼルターボ
4台の中では最もディーゼルエンジンっぽさを感じました。
「ディーゼルエンジンっぽさ」というのは、アイドリング時の振動であったり、加速した時のエンジンノイズだったりするのですが、エンジンの音や、アイドリング時の振動は4台の中では最も大きいです。
アクセルを踏み込むと、「ガラガラガラ~」といったディーゼルらしいエンジン音を立てながら加速していきます。
加速については、大トルクを感じることはなく、自然なフィーリングで「スゥー」っと加速するイメージですね。
「ディーゼルターボっぽくない加速感」とも言えますが、それでも力強さはきちんとあるので、街乗りなどでも乗りやすそうな印象を受けました。
エクストレイルの一番のポイントは、この「自然な加速」のフィーリングですね。
「自然な加速」という観点では、4台の中で一番よかったように思います。
ハンドリングについては、ごくごく普通のハンドリングです。ハンドルの重さについては、やや軽めな印象でしょうか。
誰が運転しても、不満が出ることがない、オールマイティなハンドリング設定になっていると感じました。
さて、4台の試乗レビューを書いてきましたが、やはりメーカーの味付けによって、乗り味などは随分印象が違うものだと改めて感じました。
メーカーそれぞれの特色が感じられたような気がします。
次回はクリーンディーゼル体感試乗会についてまとめたいと思います。
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