2014年3月1日土曜日

ルノー 4代目ルーテシア インテンス(RH5F) 試乗レビュー


先日、友人の付き合いでルノーのディーラーに行ってきました。
ルノーといえば、カングーが有名ですが、その他にメガーヌやルーテシア、キャプチャーなどのラインナップがある上に、輸入車としては比較的お手頃な価格設定になっているのも魅力的なメーカーだと感じています。
ディーラーに行った際に、いくつかクルマに試乗させていただいたので、それらの試乗レビューというか感想について書いていきたいと思います。

今回は「ルーテシア インテンス」についてです。
ルーテシアは、海外では「クリオ」という名前で販売しており、今回の新型は4代目となるようです。
4代目になり、デザインがとても洗練された印象があります。

「インテンス」というグレードは、ルーテシアの中では最上位のグレードになります。
エンジン、トランスミッションは全グレードで同じですが、バックセンサーやアームレストが標準だったり、ホイールが17インチを履いていたりといった点が下位グレードと異なる装備になります。

タイヤ・ホイールサイズ
タイヤサイズは205/45R17というもので、タイヤはミシュラン プライマシー3を履いていました。
※ちなみに下位グレード(ゼン)の展示車を見たら、こちらはコンチネンタル エココンタクト5を履いていました。

車内・インテリア
早速乗り込んでみると、シートはホールド性はそれ程ではありません。シート自体はそれ程硬さもなくて、やや柔らかめの印象でしょうか。
シートを含めたデザインはシンプルなものですが、ボディカラーの組み合わせによってはインパネ周りとシートのカラーがレッド、ブルー、茶色でコーディネートされるようで、おしゃれ感が結構違ってくるように感じます。
ドライビングポジションについては、輸入車ですのでステアリングのチルト、テレスコピック機能も当然のように装備されており、シートの高さ調整も勿論あります。

シートは一番低い位置にすれば、そこそこ低めのポジションとなるのもよかったです。

エンジンはスタートストップボタンで始動します。助手席寄りの空調温度調整ダイヤルの下の方にあります。
この辺りは左ハンドルがベースになっている為と思われます。
ぽんは最初、どこにボタンがあるのか見つけられませんでした(^_^;)

クルマのキーはカードタイプのもので、スタートストップボタンの右側にキーを差し込むところがありました。

エンジンがかかっても、車内は静かな印象で、走っていてもそれ程うるさくなる印象はなかったので、遮音性は中々のようです。

後部座席は全長の割りには狭い印象です。現在乗っているスイフトよりも狭いなぁと感じたくらいなので、結構狭いように感じます。
ただし、トランクは結構広いです。後部座席が狭い分、こちらが広かった(^-^)

ステアリング・アクセル
ステアリングはどちらかというと軽めなのですが、路面情報がとてもよく伝わってくるのが印象的でした。これだけでもポイントは高いように感じます。

エンジンは1.2Lのターボのおかげで、結構パワフルです。普段の生活の中での利用で不足することはない感じです。
エンジン音についてはごくごく普通な感じで、シティカーとして作られたエンジンなのかなぁと感じます。

アクセルペダル自体は軽めですが、フィーリングについてはごく普通です。印象があまりないということは、それだけ自然に仕上がっていたのかなぁと思ったりもします。

ECOボタン
一応、「ECO」ボタンというものが装備されていて、これを押すとアクセルレスポンスが急激にダウンします。これによって燃費の向上を狙っているようで、12%程度の燃費向上が期待できるそうです。
ただ、そのアクセルレスポンスはかなりぬるーくなってしまい、踏んでも全然加速しないので、慣れるまでは「遅そっ」と思ってしまうでしょう。
ECOモードによるステアリングの重さの変化はなかったように感じました。
このモードは「ECO」しかなくて、スポーツモードのようなものはありませんでした。
また、アイドリングストップ機能はないそうです。最近のクルマとしては、この機能がない方が珍しい感じもしますね。

ブレーキ
ブレーキのストロークは浅めで、フィーリングも硬い印象がありました。初動でカックンになることもなく、制動力も充分で操作性に違和感なども特にありませんでした。
ちなみに、ブレーキはリアはドラム式でした。この辺りからも街乗りを想定したクルマなのだなと感じますね。

ミッション
ミッションはDSG(ルノーではEDCと呼ぶ模様)で、変速ショックもほとんどなくて、スムーズな走行をしてくれます。
マニュアルモードも用意されています。ただ、パドルシフトはなくてシフトレバーによる操作です。
シフトレバーを左横に倒すとマニュアルモードになり、手前に引くとシフトアップ、奥に倒すとシフトダウンの操作でした。
シフト操作によるレスポンスは、変速までにワンテンポ遅れる感じがありました。ダイレクト感という点では若干物足りないかもしれませんが、たまーに操作して楽しむといったくらいでは使えるように思います。

乗り味
カーブではロールは控えめにイメージ通りのラインで曲がってくれます。
全体的な乗り味としては、しなやかというよりかは、ガッシリ感の感じられる印象でしょうか。
それでいて乗り心地は中々良かったのも好印象でした。この辺りはさすがフランス車といったところでしょうか。

4代目ルーテシアまとめ
ということで4代目ルーテシア。まずはそのデザインが魅力的です。走ってたら「おっ」と見てしまうような綺麗なデザインだと思います。
ぽんが最も好印象だったのはステアリングの印象でしょうか。曲がった時のフィーリングは勿論、真っ直ぐ走っているだけでも、手応えがある感じで、軽めのステアリングなのに良くてきてるなぁと感じました。
クルマとしてお絶対的パワーはないものの、普段の街乗りでも運転の楽しさを感じさせてくれるのが新型ルーテシアなのかなと感じました。

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