2014年3月6日木曜日

スイフトスポーツ(ZC32S)タイヤ交換について考える

スイフトスポーツですが、総走行距離がもうすぐ15,000kmを超えます。
タイヤの残り溝としては6mmくらいの状態です。まだ交換は不要ですが、走行距離が30,000kmを超える頃には交換時期になるのかなと感じています。
タイヤ交換の際には、ホイールは純正のものを使い続ける予定ですが、タイヤサイズが悩ましいところです。
今回はそれらを踏まえてタイヤ選びについて考えてみたいと思います。


タイヤの重要性
タイヤはクルマを構成する様々なパーツの中でも非常に重要な部分だと考えています。
唯一道路と接するところであることや、クルマの特性を変える大きな要因となるものだと考えるためです。
タイヤは、「パーツ」としてみると、非常に地味ではあるものの、その役割は非常に大きなものであり、「足元から全てを支える、縁の下の力持ち」的な感じがあるようにも思います。
その為、タイヤにはそれなりの投資が必要だと考えています。


純正サイズは特殊すぎる
とは言っても、純正のタイヤサイズは、「195/45R17」という、非常に特殊なサイズであることが悩みの種です。
調べたところ、このサイズで買えるタイヤとなると以下のものしかありません。

・POTENZA RE050A(純正)
・Playz PZ-X
・S.Drive AS01
・BLIZZAK REVO GZ(スタッドレス)

欧州向けのスイフトスポーツ(3ドア)では、コンチネンタルのConti Sports Contact 3を履いていますが、これは日本では販売していません。(購入するには個人輸入や輸入代理店を経由するしかなさそうです)


また、個人的には純正タイヤのRE050Aはあまり好みではないのかもしれません。
グリップやステアリング操作に対する応答性などは非常に高いものであると思いますし、スポーツ志向のタイヤであることは間違いありません。
ただ、ステアリングを通じて伝わるはずの路面の情報などが希薄な印象であり、タイヤからドライバーへのレスポンスがほとんどないような点が物足りません。対話が一方通行的な感じですね。
そうではなくて、タイヤと双方向的にフィーリングが感じられるものがいいなぁと思っています。(自分でも何を言っているかよく分かりませんが)


205/45R17も検討候補に
ディーラーでは、純正ホイールは特殊な形状なため、「205」サイズを履かせるのは難しい、みたいに言われたものの、みんカラなどでは純正ホイールに「205」サイズを履かせている人もいるようですので、物理的には履かせることは可能なようです。
それなので、195/45R17サイズはタイヤの種類があまりに少ないこともあり、購入候補として「205/45R17」サイズもありかなと考えています。


205/45R17にした場合の影響
205/45R17サイズにした場合には、純正サイズとは異なるために、それなりの「変化」があるような気もしますので、205/45R17サイズにした場合の影響について考えてみます。

・外径が変わる(約616mm=純正タイヤより+9mmアップ)ことにより、スピードメーターや走行距離計の数字に誤差が生じるようになる。
 ※外径アップにはなるものの、法律の範囲内の変化に収まるため、車検通過は問題なさそうではあります。
・道路との接地面積が増える分が抵抗となり、燃費の低下が予想される。
・同様に、ステアリング操作への影響(ステアリングが重くなる)が考えられる。
・同様に、走行性能の安定性などは少し向上するかもしれない。
・ジャストフィットのサイズではないため、タイヤが外れてしまう可能性はゼロではない。
・タイヤの銘柄にもよるが、幅の増加分がタイヤの重量増となる可能性も考えられ、運動性能の低下リスクも考える必要がある。

このくらいでしょうか。
全体的には軽快感が薄れ、どっしり感が増す感じかも知れません。(ここはタイヤの銘柄にもよりますが)
まぁ実際にこれらの変化を本人が感じ取れるのか、という問題はあります(^_^;)

素人考えではこれくらいしか思い浮かびませんが、実際にはこれ以上の変化があるのだと思います。

個人的な候補タイヤ
で、このサイズでぽんの中での候補となるタイヤは以下のとおりです。
 1.PILOT SPORT 3
 2.P-ZERO NERO (GT)
 3.SP SPORTS MAXX TT
現在はこの優先順位なのですが、日によって自分の中で順位変動があります(^_^;)


候補タイヤの特徴
1.PILOT SPORT 3
ネットの評判などを見ると、ハンドリングはダルさがあり、ステアリングが軽くなる、乗り心地は良いといった感想を多く目にします。
それと同時に「インフォメーションがしっかり伝わってくる」という感想もたまーに見かけます。
これがぽんはとても気になるところで、一度履いてみたいなぁという気持ちを持ってしまいます。
CR-Zのマイナーチェンジ後のモデルはこのタイヤを履いていたのですが、クルマ自体の印象がとてもよかったので、タイヤの影響もあったのかなぁと今では感じています。


 2.P-ZERO NERO (GT)
先代アクセラ(BL)で、このタイヤを履いていましたが、インフォメーションが豊富な上にステアリングの応答性も高かったのが印象的で、普通に運転するだけでもとても楽しいタイヤでした。
その代わりロードノイズや乗り心地はいまいちな印象でした。
ぽんの嗜好からしても、このタイヤは選んでも間違いはなさそうです。
現在は改良版の「P-ZERO NERO GT」という銘柄もあるようなので、こちらも気になるところです。
3.SP SPORTS MAXX TT
ダンロップのサイトでは「輸入外車の性能を高度に引き出すハイパフォーマンスタイヤ」となっています。
スイフトスポーツにはオーバースペックな印象があるものの、輸入車に純正採用されている実績からして期待できるタイヤだと感じています。
ただ、先日試乗したルーテシアRSのタイヤが、このタイヤの後継品?にあたる「SP SPORTS MAXX RT」を履いていたのですが、どうもインフォメーションが薄くて、RE050Aに似ている印象があったため、候補から外してしまうかも知れません。

エクストラード規格と空気圧設定について
上記の候補タイヤは「エクストラード規格」のものがあります。
(標準の規格のものもありますが、おおむねエクストラード規格に移行しているような感じがあります)


スイフトスポーツのエクストラード規格に対応した空気圧を調べてみました。
以下のサイトが参考になります。


で、スイフトスポーツの純正スペックは以下のとおりです。
純正タイヤ:195/45R17 81W
空気圧
フロント=250kPa(負荷能力=462kg)
リア=220kPa(負荷能力=415kg)

エクストラード規格タイヤに当てはめる
205/45R17サイズのエクストラード規格ではLI(ロードインデックス)が「88」のものが多いですし、上記の候補タイヤも全て「88」です。
これに基づいて計算すると以下の空気圧になります。


エクストラード規格タイヤ用空気圧
タイヤスペック: 205/45R17 88W XL
フロント=230kPa(負荷能力=465kg)
リア=200kPa(負荷能力=415kg)


この空気圧にすれば、純正タイヤの負荷能力以上の数字にはなるので、理論上は問題ないかと思います。
※あくまで自己責任でお願いします。


対応表はダンロップにもありますが、ブリジストンの表と比べるとXLの負荷能力が若干異なります(^_^;)
ただ、こちらの表を使っても、空気圧は上記と同じ設定になるため問題はなさそうです。

ちょっと話が脱線してしまいましたが、現時点の交換候補の最有力はパイロットスポーツ3です。
交換はもう少し先になりそうなので、また候補が変わるかも知れませんが、純正サイズのタイヤ銘柄がもっと増えてくれるのが一番なんですよね。

2014/9/12追記
以下の日記にも書きましたが「純正ホイールに205/45R17タイヤを履かせてホイールが割れた」という話しをディーラーで聞いてしまいました。
スイフトスポーツ(ZC32S) 2年目の定期点検が完了

この内容だけでは、情報不足であったためもう少し掘り下げて確認しました。
ZC32S 純正ホイールに205/45R17タイヤ履かせの再検討(+ホイール割れ現象の信憑性について)

2015/12/16追記
タイヤを「パイロットスポーツ3 205/45 ZR17 88W」に交換しました。
スイフトスポーツZC32S パイロットスポーツ3(205/45R17)にタイヤ交換


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