2014年3月2日日曜日

ルノー 新型ルーテシアRS(ルノースポール) シャシーカップ 試乗レビュー

ルーテシアルノースポール シャシーカップ

先日のルノーディーラーに行った時の試乗レビューの続きです。
今回はルノー 新型ルーテシアR.S.(ルノースポール) シャシーカップの試乗レビューというか感想をまとめたいと思います。
※基本的な内装や、ボタン配置などはベース車のルーテシアと同じですので、「ルーテシア インテンス試乗レビュー」の日記もご参照下さい。

シャシーカップは、サスペンション設定がサーキットでも充分走れるタイプの硬い仕様のようです。
シャシースポールはシャシーカップよりも柔らかめの設定だそうですが、試乗車はありませんでした。

タイヤ・サイズ
タイヤサイズは「205/40R18」で、「スポーツマックスRT」を履いていました。
ルーテシアRS シャシーカップタイヤ
ちなみにシャシースポールでは「205/45R17」サイズになるようですね。

インテリア・シート
内装なんかは、ベース車と大きな違いはありませんが、シートベルトの色がレッドになっていたり色々な部分に「レッド」カラーが取り入れられている辺りにスポーツ感が感じられますね。
それでいて、過剰過ぎではないのが◯です。
また、シートがベース車と比べてもホールド性や座り心地など格段に良くなっており、とても良く出来たシートであると感じました。
ワインディング走行でも、ポジションが乱れるようなことはそうそうないのではないでしょうか。

エンジン
エンジンは1.6Lのターボです。エンジンをかけた時の音からして「ボボボボ」という勇ましい感じがしてベース車との違いを感じさせてくれます。
アクセルペダルの操作感は重たい感じもなく、適度な感覚でした。
出だしのトルク感なども、ベース車よりも力強さが格段に向上して、余裕を感じさせてくれます。
街中を普通に走るだけでも、エンジン音はそれっぽいものが聞こえてきます。この音が中々好みの音でした。
アクセルを踏み込んだ時の加速は正に爆裂で、加速Gが感じられるし「うはっ」となります(^-^)
その時のエンジン音なんかもとてもいい音です。

モード切替スイッチ
シフトレバーのある位置より手前側には「R.S.Drive」ボタンがあって、これで走行モードを切替られます。
モードは3種類で「ノーマル」「スポーツ」「レース」だったと思います。
「ノーマル」と「スポーツ」の切替は、ボタンを押すだけでOKですが、「レース」モードにするには、シフトをマニュアルモードにして、「R.S.Drive」ボタンの長押しで切替られると説明を受けました。
「レース」モードでは横滑り防止機能(ESC)が解除されるため、正にサーキット走行用のもののようです。
モードの切り替わりでエンジンレスポンスとステアリングの重さが若干変わるようです。
また、「レース」モードにおける変速の応答性が他のモードよりもだいぶ早くなるように感じました。
ノーマルでも重さのあるステアリングは、「スポーツ」で更にがっしり感が上がり、更にアクセルレスポンスが向上されるので、本格的スポーツカーであることを感じさせてくれます。
街中では明らかに力を持て余します(^_^;)

ステアリングフィーリング
ステアリングは上述の通り、ノーマルモードでも「重い」と感じますが、この重さがこのクルマにはピッタリですし、その手応え感なども中々のものです。
ただ、インフォメーションについては、それほど豊富さが感じられないのが若干気になりました。これは何故かベース車のルーテシアの方がいいようにすら感じました。タイヤの違いなのか、ぽんの気のせいだったのかなぁ。

ブレーキ
ブレーキはベース車とフィーリングは似ており短いストロークと硬めの印象ですが、ベース車のそれに加えて、ペダルを通じて足の裏にまで制動感が伝わってくる印象がありました。
ちなみに、ベース車ではドラム式だったリアブレーキも、RSでは当然の如くディスクになっています。
また、ブレーキのマスターバックは右側に位置しているようで、これは右ハンドル用にわざわざ作り替えていることになり、この変はブレーキフィーリングの向上にも影響があるのかも知れません。

トランスミッション、マニュアルモード
トランスミッションはベース車と同じく6速DSG(EDC)です。
マニュアルモードはシフトレバーを「D」の位置から左に倒すことで切り替わります。
シフトレバーは手前に倒すとシフトアップ、奥に倒すとシフトダウンの操作でした。
ステアリングの後ろ側にはパドルシフトも装備されており、こちらは左側がシフトダウン、右側がシフトアップでした。
マニュアルモードの応答性については、「ノーマル」「スポーツ」モードではワンテンポ遅れる感じがありました。「レース」モードではその遅れがなくなって、応答性がだいぶ良くなる印象です。
「レース」モードでのシフト操作は楽しいですね。

乗り心地、カーブでの印象
乗り心地についてはだいぶ硬い印象があり、ぽん的には乗り心地は非常に悪く感じました。
ゴツゴツしたり突き上げがあったりするので、一人で乗る分にはまだいいですが、同乗者には不評だろうなぁという印象を持ちました。

カーブではその重いステアリングと共にどっしりしてロールすることもなく、車体がそのまま向きを変えていくような印象で、ボディの「カタマリ感」のようなものを感じました。
サーキット走行などでは、速度域が高いためロールやピッチングも勿論発生し、クルマの挙動が感じながら走行できると思いますが、街中では速度域が低いため、そういった挙動の変化があまり起きにくそうなので、「ステアリングを切って曲がる」といった操作だけになってしまい、「クルマ挙動の変化を感じたり、楽しむ」とかそういった「乗り味」といったレベルのものまでは、街中やワインディングで感じるのは難しそうな印象も受けました。

また、ステアリングが重いこともあるので、機敏な操作はやりずらいような印象も持ちました。

ルーテシアR.S.まとめ
さて、新型ルーテシアR.S.。
ちょっとしたスポーティカーではなく、これは完全なスポーツカーです。
ワインディングやサーキットではそのポテンシャルの高さを充分感じさせてくれるだろうし、その愉しさを充分に感じさせてくれそうですし、その満足度は非常に高いものだと思われます。
ただ、街中の走行ではそのハードな作りからして、疲れも感じてしまいそうな気がしました(^_^;)
クルマに乗り込んだら、否が応でもハードな雰囲気に飲み込まれる感じでしょうか。
玄人志向のクルマといった感じです。

クルマの性格からしても、シャシーカップの方が向いているのでしょうね。
シャシースポールは、ぽんのように「乗り心地悪るっ」とか感じる人向けの設定なのかなぁと思います。
シャシースポールではどの程度、乗り心地などが変わるのか気になるところです。

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