2015年3月17日火曜日

胃カメラの鼻タイプの検査の流れと、口タイプとの比較について

昨年は健康診断の二次検査で胃カメラをしたのですが、その時はカメラを「口」から入れるタイプで行いました。 
健康診断 二次検査における胃カメラ(胃内視鏡検査)の流れ

今年の健康診断では、胃のX線検査を胃カメラに変更して検査をしたのですが、カメラを「鼻」から入れるタイプでやってもらいました。
今回は、胃カメラ(胃内視鏡検査)の鼻から入れるタイプ(経鼻内視鏡)の検査の流れと、口から入れるタイプ(経口内視鏡)との比較についてまとめたいと思います。

名前を呼ばれた後、検査室に入ります。

検査前の準備
  1. 鼻の穴拡張スプレーを鼻に2回、シュシュとされました。下を向くと液が垂れてしまうので、しばらく上を向いています。 
  2. 鼻の通りを良くするジェルを鼻に入れました。この辺りは看護師さんがやってくれます。 
  3. 麻酔のスプレーを口の中に二回口シュシュとされて、それを飲み込むよう指示されます
  4. 胃を綺麗にする水のようなものを紙コップ一杯分飲みます。
検査開始
検査開始です。
1.ベットに横になります。体勢は横向きになって膝を曲げてお腹を丸めたような格好です

2.通りの良い鼻がどちらか聞かれたので、通りの良い方を言います。
  そちらからカメラを入れるかたちです。

3.カメラが鼻に入ります。

4.鼻から入り少しすると、一番狭い部分を通るところになり、やや「ツン」とした痛みがあります。
  例えると、水を鼻から飲んだ時みたいな感じでしょうか。そこまで痛くはないです。

5.そこを通ると、次は喉を通ります。この時はツバキを飲み込むよう言われ、ツバキを飲み込むと 同時にカメラが喉を通リ過ぎた感じでした。
この時、一瞬だけ口で息しないようにと言われました。
本当にごくわずかな時間です。その後は口で息して大丈夫と言われました。
口から入れるタイプのと違って「オエ」とかは全然ならないです。

6.喉を通ったら、食道を通り、胃へ入っていきます。
  カメラが入っている間は、喉やお腹辺りに異物感がずっとある感じになります。

7.カメラは胃の内部の写真を取りながら検査しています。
  胃に到達した辺りから胃が動いてる感じがします。何か食べた後、胃が動き出すような感覚です。
  検査中、胃に空気を入れる場面がありました。これは胃のX線検査で、バリウムの前に飲む炭酸を飲んだ時のような胃が膨れる感じがします。
  また、胃の中の水分?を除去する場面もありました。
  これはカメラの先端に吸引装置もあるような感じで、そのまま外へ吸い出される感じです。特に違和感などはありません。
  胃の中の空気は抜いたり、入れたりを何度か繰り返していました また、胃に力が入らないように言われた 映像モニタは自分は見られませんでした。

8.一通り見て、検査が終わるとカメラが要約戻ってきます。
   カメラの管が戻ってくる時も痛みとかはありません。

9.終わりです。

10.最後に先生から簡単な所見を聞かせてくれます。 

所要時間 
割と長くて、カメラがお腹に入っている時間は10分位でした。
ここは個人差があると思います。

補足事項
麻酔により、ヨダレが少しだけ出る感じがあります。
ですがティッシュとビニール袋はくれるので特に気にするほどではないです。
息は口でする感じだと楽でした。
私は花粉症持ちで鼻の通りも悪いほうですが、普通に検査ができました。

検査終了後の状態
終わったあと、1時間は飲食を控えるよう言われました。
鼻の穴拡張スプレーの影響で、強く鼻をかまないようにとも言われました。強くかむと鼻血が出ることもあるそうです。
終わったあとは何も食べてないのに胃が膨れた感じがあります。多分胃の中に空気を入れたりしたからだと思います。
お腹がゴロゴロする感じです。 あとはおならが出る感じになります(^_^;)

口タイプ(経口内視鏡検査)と鼻タイプ(経鼻内視鏡検査)の比較 
カメラの管は、鼻タイプの方が細いです。
鼻タイプは嗚咽感は全くなかったです。
口タイプだと、いつ嗚咽感がくるか分からない緊張感がありますが、鼻タイプの方はそういったこともなく、あまり緊張せずに検査ができる印象です。
カメラ挿入中の喉やお腹の異物感は鼻タイプも口タイプも共通です 。
口タイプはヨダレがダラダラ出ますが、鼻タイプはあまり出ないです

検査時間は、恐らく口タイプの方が早く終わると思います。
(自分の場合、鼻タイプ:10分、口タイプ:約5~7分でした)
※個人差はあると思います

病院差などあるかも知れませんが、検査する側(先生側)からすると、口タイプの方が検査しやすいのかもと思います。
経鼻胃内視鏡検査について

鼻タイプか口タイプか
これは完全に「鼻タイプ」の方に軍配が上がります。
検査時間はやや長めなものの、とにかく検査中の負担が少ないのが大きいです。

受診者側の視点ではこうなりますが、「より正確に、短時間で検査」するのであれば口タイプの方が有意性が高いのかも知れません。

昨年は二次検査で胃カメラをしましたが、この時は口タイプしか選択肢がありませんでした。 これは上記の通り「正確に見落としがないように検査するため」だったのかなと感じます。
今回は、健康診断での胃のX線を胃カメラに変更したので、鼻タイプが選べたのかも知れません。 ※病院などによっても違うと思います。 

胃カメラ検査まとめ
胃のX線検査と較べても、胃カメラは「直接見る」と言う点で検査内容の精度でもメリットが高いように感じます。
それにX線検査で二次検査になった場合は、結局胃カメラになることや、X線による被曝(特に毎年検査するとなると尚更)のことも考えると、胃カメラの有意性は高いように感じました。
でもX線検査に比べ、胃カメラの方は物凄く緊張するのは間違いないです(^_^;)

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