内容的には、これまで固定されていた電力事業者が、好きなところに変えられることで、電気料金の費用を抑えられる可能性がある」ことだと思います。
生活経費の削減チャンスでもあるので、早速申込みなどをしてみました。
今回は電力自由化の申込~サービス開始辺りまでをまとめたいと思います。
ちなみに「東京電力エリア」になります。
ちなみに「東京電力エリア」になります。
電力自由化による他事業者を選択できるメリット
・電気代が安くなりそう
デメリット
・ガスや通信料とのセット割を実施している事業者と契約すると、その後の事業者変更の自由度が低くなる(縛りのような感覚)
こんな感じでしょうか。正直あまり深く考えていません(^_^;)
こんな感じでしょうか。正直あまり深く考えていません(^_^;)
「電気の質」「停電のリスク」については、基本的にはこれまでと変わらないようです。
事業者が倒産した場合も、セーフティネットにより停電することはなく、旧事業者が電気の供給を行なってくれるようです。
なので、生活する上で大きな変化はなく、電気料金が抑えられ、請求が切り替えた事業者になる、くらいのような気がします。
スマートメーターの切り替え
電気事業者を切り替えると、電気メーターが「スマートメーター」に切り替わります。
これには工事費はかからず、契約した事業者側で工事の段取りはしてくれます。
スマートメーター導入により、電気の使用状態が、時間別などによる詳細なデータが得られ、契約した電気事業者のサイトで、「電気の見える化」として閲覧できるようです。(事業者によってはこのサービスはやってないところもあるようです)
スマートメーター導入により、電気の使用状態が、時間別などによる詳細なデータが得られ、契約した電気事業者のサイトで、「電気の見える化」として閲覧できるようです。(事業者によってはこのサービスはやってないところもあるようです)
これまで、毎月の検針結果でしか電気の使用量を確認できなかったものが、「何を、どのくらいの時間使ったか」がある程度分かるようになることで、節電意識が高まるようにも思います。
オール電化で「電化上手プラン」を利用していたり、「半日お得プラン」を契約している家庭では、そのまま継続利用した方がお得なようですし、時間帯変動型の料金設定をしている事業者も今のところはなさそうです。(2016年4月現在)
※プラン名のリンク先は、各事業者の公式サイトです。
電気供給事業者 切替後の料金
これは、毎月の電気使用量や契約アンペアによって、候補に挙がる事業者が変わってくると思いますが、あくまで「従量電灯B」プランの家庭についてのみと言えそうな気もします。オール電化で「電化上手プラン」を利用していたり、「半日お得プラン」を契約している家庭では、そのまま継続利用した方がお得なようですし、時間帯変動型の料金設定をしている事業者も今のところはなさそうです。(2016年4月現在)
実際の料金の比較
ぽん宅での電気利用状況は、こんな感じです。- 50A契約
- 年間約6,300kWh使用
- 年間の電気代は180,000円程度
※プラン名のリンク先は、各事業者の公式サイトです。
1.Looopでんき:おうちプラン
特徴:基本料が0円(今のところ5月申込まで)
2.ミツウロコグリーンエネルギー:従量電灯B(東京エリア)
特徴::第2、第3段階の料金がかなり安い
毎月の、東京電力より安くなる分岐点は194kWh
3.ENEOSでんき:Aプラン+にねんとくとく割
特徴:第2、第3段階の料金がそこそこ安い。Tポイントが貯まる。
にねんとくとく割では割引額アップ(1kWhあたり-0.2円)
にねんとくとく割は、2年契約による解約時の違約金あり(1,000円)
毎月の、東京電力より安くなる分岐点は168kWh
4.次点:中国電力:ぐっとずっと。プラン シンプルコース
特徴:基本料が0円(最低利用料金は3,240円)
ぽん宅では、記載順に節約効果が高く、年間18,000円~16,500円程度の節約になります。
うーん、東京電力はやっぱり高かったです(^_^;)
燃料調整費と再エネ発電賦課金
電気料金に含まれる「燃料調整費」は毎月変動しますが、基本的に東京電力と同じ単価を適用になります。
中国電力だけは特殊で「中国電力エリアの燃料調整費が適用」されます。
「再エネ発電賦課金」については、全国一律の単価で1年間固定の料金です(2016年5月~2017年4月まで=1kWhあたり2.25円)
中国電力の燃料調整費
中国電力の燃料調整費ですが、過去の単価を見ていくと「東京電力と較べて、大きな変動が少ない」のが特徴です。
燃料調整費が「プラス単価」であっても「マイナス単価」であっても同様です。
具体的な例としてはこんな感じです。
※1kWhあたりの単価
2015年3月の燃料調整費(プラス単価の月)
東京電力:2.83円
中国電力:1.49円
2016年3月の燃料調整費(マイナス単価の月)
東京電力:-2.30円
中国電力:-1.08円
参考サイト
東京電力:過去の燃料費調整のお知らせ一覧
中国電力:燃料費調整制度
このため、燃料調整費が「マイナス単価」の時は、マイナスされる額が少なくなるので、お得感も少なくなりますが、「プラス単価」の時はプラスされる額も少なくなるので、お得感がかなり大きくなってきます。
※価格は、リンク先PDFの「従量制供供給」→「低圧」→「給従量電灯A」→
「上記をこえる1kWhにつき」が一般家庭での燃料調整費のようです。
参考:中国電力 電気料金メニューの一覧このため、燃料調整費が「マイナス単価」の時は、マイナスされる額が少なくなるので、お得感も少なくなりますが、「プラス単価」の時はプラスされる額も少なくなるので、お得感がかなり大きくなってきます。
2016年4月現在は、燃料調整費がマイナス単価になっているため、お得感が少ない時期になり、電気料金の節約効果も少なくなります。
ですが、今後原油価格等が高騰し、燃料調整費がプラス単価になってきたりすると、節約効果がかなり大きくなってきます。
という訳で、中国電力は料金プランの単価だけ見るとかなりお得なのですが、燃料調整費によってその度合が変わってくるので、一概な比較が難しい「扱いが面倒な事業者」になります(^_^;)
エネオスでんきを選択
ぽんは結局「エネオスでんき(2年とくとく割)」に申込しました。エネオスでんきを選んで理由としては、
- 2年割で申込めば、節約効果は比較的高く、Tポイントも少しだけ貯まる(200円に1ポイント=だいたい請求金額の0.5%分)
- 3年目以降は、ミツウロコグリーンエネルギーよりも節約効果が高い
- 「エネオス」は、ガソリンスタンでもメジャーな存在であり、事業者の会社規模も非常に大きく、「倒産・撤退」は今のところは考えられない
- WEB上でのでんきの見える化サービスを行なう、としている
といった具合です。
最初に選ぶ事業者ということで、「事業者の会社規模」にも少し重点を置きました。
※ただ、その後、
→エネオスでんきキャンセル
→Looopでんき申込
→(電気の見える化サービスがないことが分かり)Looopでんきキャンセル
→エネオスでんき再申込
という手順を踏んでいますが、結局はエネオスでんきです(^_^;)
エネオスでんき申込~スマートメーター設置~供給開始日決定までの流れについて
2016年2月2日 ・・・エネオスでんき申込(WEB)
※切替希望日は「4月2日」としました
2016年2月9日・・・エネオスでんきより「使用開始手続きの受付完了」の連絡(メールで)
2016年3月1日・・・東京電力より、電気メーター(スマートメーター)取替えの連絡(ポスト投函の手紙)
2016年3月4日 10時頃~10時30分頃まで・・・スマートメーターへの取替え実施(停電はしませんでした)
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2016年3月9日・・・エネオスでんきのキャンセル(電話)
2016年3月11日・・・Looopでんき申込(WEB)
2016年3月12日・・・(でんきの見える化サービスがなかったため)Looopでんきキャンセル(電話)
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2016年3月13日・・・エネオスでんき再申込(WEB)(最初から申込をやり直しました)
※切替希望日は「4月1日」としました
2016年3月14日・・・エネオスでんきより「使用開始手続きの受付完了」の連絡(メールで)
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2016年3月28日・・・エネオスでんきより「使用開始手続きの受付完了」の連絡(メールで)
※3月14日のメール内に「同じ内容のメールが来るかも」という注意書きがあったので、その分と半だなしましたが、何故かメール内に記載されている「問い合わせ番号」が、3月14日メールの問い合わせ番号よりも若い番号でした(謎でした)。
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2016年4月1日・・・エネオスでんき使用開始予定日のお知らせの連絡(メールで)
※4月の東京電力検針日から(4月27日)となっていました。
切り替えまでの今後の流れ
ここから切り替え後までは、特に何の連絡もなさそうです。
切替完了後に、エネオスでんきから「郵送」でユーザー名などの連絡があるようです。
このユーザー名で、エネオスでんきのWEBサイト上の「マイページ」にアクセスするかたちになるようです。
Tポイントカードの登録
上述のユーザー名が到着してから、Tポイントサイトから登録するかたちになるようです。
スマートメーター交換の流れ
スマートメーターの交換のお知らせは、ポストに投函されてていました。当日は立会いなどは不要との記載もありました。
当日は一応呼び鈴を鳴らしてくれました。作業時間は30分くらいでした。
メーターですが、外枠は同じもので、メーター部分だけが交換されたかたちです。
でんきの見える化(グラフ)が見られるようになるタイミング
スマートメーター交換後は、東京電力の「でんき家計簿」に登録してあれば、サイト上で、毎日の30分当たりの電気の使用量がグラフで確認できるようになります。
が、交換後すぐに見られる訳ではありませんでした。
基本的には「スマートメーター設置後の、最初の検針日の翌日」から見られるようになりました。
データは、「スマートメーター設置直後~検針日の前々日分」までのものが一気に見られるようになりました。
スマートメーターのデータについて
データは30分単位で、1日分のものを1画面で見られますが、「前日」「翌日」というボタンしかないため、「◯月◯日のデータを見たい」ときは「前日」ボタン連打することになります(^_^;)
グラフの単位は「0.1 kWh」単位です。
1時間で計算すると0.1 kWh × 2(30分×2)=0.2 kWh。
これを「ワット」にすると0.2 kWh × 1000=200 wなので、宅内でこれ以上の電気を使っていなければ、グラフ上では「0」となります。
グラフ上の0.1kWh=200kWhと見ておくと、使用量が把握しやすいのではないでしょうか。
(これが分かればアンペア契約の目安にもなるのですが)
あくまで大まかな電気使用量の推移が分かる程度、という認識になると思います。
1時間で計算すると0.1 kWh × 2(30分×2)=0.2 kWh。
これを「ワット」にすると0.2 kWh × 1000=200 wなので、宅内でこれ以上の電気を使っていなければ、グラフ上では「0」となります。
グラフ上の0.1kWh=200kWhと見ておくと、使用量が把握しやすいのではないでしょうか。
グラフは30分当たりの平均値
このグラフはあくまで「30分間の平均値」なので、瞬間的に大きな電力を使っったとしても、その数値が分かるわけではなく、「30分の平均値」に置き換わってしまうので、「瞬間最大の使用電力」を把握するのは難しいように感じます。(これが分かればアンペア契約の目安にもなるのですが)
あくまで大まかな電気使用量の推移が分かる程度、という認識になると思います。
電力自由化についてまとめ
ぽん宅では、電力自由化開始から約1ヶ月遅れての切り替えになります。
3月上旬頃にスイッチング(切替)作業が遅れているという報道があったので心配していましたが、やはり影響がありました。
東京電力が大失態、スマートメーターの設置に大幅な遅れ
4月1日に間に合わず、電力自由化「混乱の幕開け」
スマートメーター設置は、3月4日に完了していましたが、スマートメーターの有無に関係なく、結局のところ「最短の切替は4月以降の最初の検針日となる」かたちで動いているようです。
※遅れているのは東京電力エリアのみのようです。
東京電力が大失態、スマートメーターの設置に大幅な遅れ
4月1日に間に合わず、電力自由化「混乱の幕開け」
スマートメーター設置は、3月4日に完了していましたが、スマートメーターの有無に関係なく、結局のところ「最短の切替は4月以降の最初の検針日となる」かたちで動いているようです。
※遅れているのは東京電力エリアのみのようです。
電気使用量は、暖房にエアコンを使う場合には冬の間が最も高くなる訳ですが、4月以降は比較的電気使用量が少なくなってくるので、月単位の節約量も微々たるものになります(^_^;)
やはり1年間は使ってみないと、節約効果はあまり見えてこないかなぁと感じますが、確実に節約になるのは間違いありません。
電力会社の切り替えを検討している方の参考になれば幸いです。
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