今回はアクセラの試乗レビューというか、オーナーズレビューになります。
グレードは以下のものでした。
アクセラスポーツ(BL5FW)
1.5S Styleの16インチタイヤ仕様。
CVT 1500cc、i stopなし
タイヤ:TOYO TRANPATH J48 205/55 R16
雑誌の記事によると、グレードによる足回りの違いはないとのことでした。
よく、下位のグレードでは足回りのセッティングが違ったり、スタビライザーが付いてなかったりなどの差別化を図るメーカーもある中で、手を加えていないのは立派だと思います。
シートについては硬めな作りです。
長距離乗っても疲れにくいと思いますが、2時間通しで座っていると、やや腰が疲れてくる感じでしょうか。
ドライビングポジションは、低めに取れる上、センターコンソールの影響もあり、「囲まれ感」が強く、スポーティさがあります。
乗り味は全体的にどっしりしています。車重が約1200kg以上あるため、それによるところもあると思いますが、運転していてもどっしりしていて、安定感は非常に高い印象です。
ハンドルは走り出しから重めで、スピードに乗ってもその重さを維持します。常に一定の重さだと思います。ハンドルの手応えは充分なレベルだと思います。
路面からのインフォメーションも適度に伝えてくれて、デミオよりも良い印象です。
乗り心地は結構ゴツゴツしている印象があります。
カーブでハンドルを切っていくと、ごく自然なフィーリングで「スゥー」っと曲がっていきます。
ロールもあまりなく、カーブでもどっしり・がっちりしている印象です。
この剛性感は、デミオスポルトでは味わえなかったレベルのものです。
ただ、純正タイヤ(トランバスJ48)では、少し早めの速度でカーブに侵入すると、外側に流れる印象が強くやや強めにあります。
ブレーキの初動は、効きがやや強めで、無意識に操作するとカックン気味になります。
ブレーキの効き自体には不満はないレベルです。ブレーキの遊びは少なめだし、踏めばしっかり停まってくれます。
動力性能は1500ccということもあり、ごくごく普通です。車重があるため、出だしは重たさを感じますが、アクセルをしっかり踏み込めば、きちんと反応してくれるし、スピードに乗ってしまえば全く問題ないレベルだと思います。
CVTということもあり、出だしでアクセルを踏み込んだ時、最初に回転数が上がり、少し遅れて進み出す印象があります。いわゆるCVT特有のフィーリングだと思います。
(現行キャロル(アルト)に乗り始めてから特に感じましたが、アクセラのCVTのセッティングはとても良かったと思います。とにかくスムーズさがあり、CVT特有のショックのようなものもなくとても運転しやすかったです)
燃費は10~12kmくらいです。昨今の1500cc車として見ると、あまり良いとは言えないですね。
アクセラは全体的にどっしり感を持っており、その乗り味は直進でもカーブでも常に感じさせてくれます。
この乗り味はドイツ車的と言うのでしょうか(ドイツ車に乗ったことはありませんが)。
デミオとは、車の方向性がかなり異なるように思います。
デミオが「軽快」「キビキビ」と言う表現ならば、アクセラは「どっしり」「安定感」といった表現になりますね。
個人的にはアクセラの乗り味はとても気に入っていました。
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