2012年7月31日火曜日

マツダキャロル(HB25S)[スズキアルト(HA25S)] 試乗レビュー1

今回はマツダキャロル(HB25S)の試乗レビューというか、オーナーズレビューを書きたいと思います。
この車種はスズキアルト(HA25S)のOEMなので、中身はアルトと一緒です。違うのはエンブレムとフロントフェイスくらいです。
以前に乗っていたアクセラが、諸事情により現在はこの車種にチェンジしています。

スイフトスポーツを購入するまでの期間は、このキャロルさんが我が家のファーストカーとして活躍してくれていた訳です。
キャロルは乗り始めて半年くらいになりましたので、ここで2回くらいに分けてオーナーズレビューとしてまとめたいと思います。

ちなみに納車後、100km走ったくらいでタイヤとホイールをワゴンR純正の14インチ(155/65 R14、ファルケン シンセラ)に変更しています。そのため、純正の13インチホイールでの乗り味とは少し異なる可能性もあります。
(ですが、タイヤ交換の前と後での印象はあまり変化がなかったように感じます)

マツダキャロル(HB25S)「スズキアルト(HA25S)」 試乗レビュー(オーナーズレビュー)
グレードはXSです。(アルトではXに該当)
キャロル(アルト)での最上級グレードになりますが、ライトはハロゲンだし、ホイールも13インチのスチールです。
上級グレードっぽい装備といえば、エンジンのプッシュスタートボタンくらいでしょうか。
また、最上級グレードで、ようやく後席ヘッドレストや、ステアリングチルト調整、シートリフター機能が装備されます。
ヘッドレストは、後ろから追突された時のムチ打ち軽減の安全装備ですし、ステアリングチルト調整、シートリフターは適正なドライビングポジションを取るためには必須の機能です。
最上級グレードで、ようやくこれらの装備が搭載される内容でしたので、購入時は最上級グレードを選ばざるを得ない感じでした。

シートはやわらかめ
シートはかなり柔らかめです。
元々腰痛持ちではありませんが、40分くらい運転していると腰にだるさが出てきます。
また、足側のシートの長さが短いようで膝裏までシートが届きません。(太ももの途中までしかシートが届かない)
デミオやアクセラと比べてみてもかなり柔らかめで、長距離運転には向かないシートだと思います。
※しかしながら、慣れは怖いもので最近は2時間くらいのぶっ通し運転でも大丈夫になってきました。

豪快なエンジン音
エンジンは設計の古い「K6A」です。
そのせいもあるのか、エンジン音は加速時は「うるさい」と感じるレベルです。豪快な音で、スポーティさは全くなく、唸っている感じです。
アクセルを踏んでからの加速までのレスポンスはもっさり気味です。
ペダルを強く踏み込んでも、エンジン音は豪快ですが加速はあまり良くありません。
少し前に代車でワゴンRの4ATにも乗ったのですが、こちらの方がレスポンス、加速ともによかった印象です。
このもっさりな感じはCVT特有の加速と言えるかも知れません。

好印象なハンドルのフィーリング
好印象なのはハンドルの操舵感で、適度な重さを感じられる上に、手応えもあります。路面からのインフォメーションも適度に伝わってきます。
全体的にどっしりしている印象があり、軽自動車とは思えないステアリングフィーリングです。
また、高速道路でも同様に安定感があり、一般的な巡航速度であれば、まず不安になるようなことはないと思います。
カーブを走行中の印象も悪くありません。ハンドルの切り始めには若干のダルさもあり、決してスポーティではありませんが、ハンドルに手応えを感じられながら曲がれます。

カーブでのロールは結構あります。少し早めの速度ではかなりロールしながら曲がっていきます。
充分減速してから曲がらないと、ちょっと不安を覚えます。
ステアリングの印象は、キャロル(アルト)の中で最も好印象な部分です。

乗り心地はゴツゴツ感が強め
乗り心地はゴツゴツしていて、あまりよくありません。常にゴツゴツしている印象で、橋での継ぎ目などでは「ドカッ」といった不快な突き上げがあります。
ゴツゴツしているものの、サスが「硬い」という感じではなく、ダンパーがあまり仕事をしていない(ショックを吸収しない)ような印象です。

ブレーキはスポンジー
ブレーキはストロークが長く、遊びも多いです。
ブレーキを踏み始めてから効き始めるまでの遊びが随分あるように感じます。ブレーキペダルを3分の1まで踏み込んで、ようやくブレーキが効き始めるイメージです。(ブレーキランプ自体はすぐに点灯するのですが)
また、踏力によるブレーキの調整幅があまりないように感じます。
ブレーキの印象は全体的あまり良くないと言えます。

CVTなのに変速ショックあり
またCVTのセッティングに違和感を感じる時があります。
走行中に、時速40~50kmくらいになると、「フィーーン」という音と共に、若干の変速ショックがあります。
これは副変速機がローギアからハイギアに変わろうとする時のような気がします。

また、交差点で20kmくらいまで減速し、左折した後にアクセルを踏み込んだ時に、 「急加速」しようとする動きがあり、ギクシャクする動きを見せます。
「急加速」と書きましたが、左折に備え、減速した時にCVTの副変速機が、「ローギア」に切り替わり、左折が終わってアクセルを踏み込んだ時に、ギアはローギアのままで加速しやすい状況であるために、急加速になってしまうような感じでしょうか。
その反応にびっくりしてアクセルの踏み込みを少し抜くと「グォングォン」というような状態になり、激しいピッチング(前後動作)に襲われます。

この現象が発生するのは、たまにですが、CVTのセッティングにはやや問.題があるレベルだと思います。(修正プログラムとか出ないのでしょうか)
友人が運転した時もこの現象が発生したので、運転者の癖による問題でもなさそうですし、ぽんも未だにこの現象が発生することがあるので、慣れでも解決しない問題です。

乗り味については、こんな感じになります。

現在はアルトエコが発売されているので、素のアルト・・・いや、キャロルと比べてどのように変化しているのか気になるところです。
機会があればこちらも試乗してみようと思っています。

次回はユーティリティ性や燃費などについてまとめたいと思います。

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