2013年6月30日日曜日

スイフトスポーツ(ZC32S) ステアリングコントローラー交換レビュー(1年法定点検ログ1)

スイフトスポーツの1年法定点検が終わりました。特に異常はなかったので安心しています。
以前の日記にも書きましたが、点検と合わせてオイル交換、オイルエレメント交換と、ステアリングコントローラー(パワステ)をスイフトRSのものに交換してもらいました。
今回はステアリングコントローラー交換についてまとめたいと思います。

パワステの交換理由としては「ステアリングの操舵感を重くしたかったから」の一言に尽きます。
なんでスイフトRSのものに変更したかというと

  • スイフトRSのニュースリリースにもある「重めにセッティングしたステアリングコントローラー」、に惹かれた
  • スイフトRSを試乗した印象で、スイフトスポーツのステアリングよりもやや重たく感じられた
  • ベースとなる車種(スイフト)が同じであるため、部品の互換性(形状など)があるのではと思った
  • スズキ純正部品であるという点で、製品の信頼性が高いと思った
  • 調べた限りでは、アフターパーツメーカーで「ステアリングコントローラー」なるパーツを販売しているメーカーがなかった
  • ステアリングコントローラーの交換をお願いしたディーラーでは、同じ内容の交換実績が数件ある

こんなところを考えた結果、ステアリングコントローラーの交換に至りました。
クルマに大きな変更を加えずにステアリングの操舵感を重くしたいなら、ぽんが考えた限りではこの方法しか思いつかなかった、とも言えます(^_^;)

写真のものは、スイフトスポーツ(ZC32S)の純正ステアリングコントローラーです。
三菱電機製ですね。
ZC32S-ステアリングコントローラー

スイフトRSのステアリングコントローラーの実物は見なかったのですが、形状は全く同じで、品番だけが違うものと思われます。
品番が違うことから、プログラムのセッティング内容が違うのだろうなぁと推測されます。

ちなみに、スイフトスポーツの純正ステアリングコントローラーは「また元に戻したくなるかも・・・」ということで持ち帰ることにしました。(これが写真のものです)

部品代は税込で47,500円、工賃は約10,000円でした。


交換後のレビュー
さて、ステアリングコントローラーを交換してみてのレビューについてまとめてみます。

交換直後の第一印象については、「あまり変わってないかも・・・」という印象がありました。
ただ、その後色々な場面で乗っているうちに印象が変わってきました。
純正と比べると、総じてステアリングが重くなっています。ただ、その重さがやや人工的というか、自然な重さとはちょっと違う印象です。
「自然さ」で言えば、純正の方が優れているかも知れません。

次にシチュエーション別に書いていきます
低速域(~50km)
低速域については純正と比べてそれ程大きな違いはないものの、若干「重くなった」という印象でしょうか。
純正パワステでは、路面がやや荒れた緩いカーブを曲がる時に、路面からの振動でステアリング操作がブレることがあり、「頼りないステアリングの操舵感」になってしまい、結構不満があったのですが、(ブレたと言っても、カーブでのラインがズレたりということはないので、あくまでフィーリングの部分になります)これがほとんど解消されました。
交換後は、カーブでもステアリングのしっかり感が常にあり、カーブを走り抜けるまでそれを維持してくれます。
上で「ほとんど解消」と書きましたが、これは路面によってはまだブレる時があるためです。
とは言うものの、そのブレはほとんど気にならないものになりました。

中速域(50km~70km)
スイフトRSを試乗したとき、この速度域での手応えがとてもよかった印象がありました。
で、交換してからのスイフトスポーツではどうかというと、これまた全体的に重くなり、中々の好印象です。
純正のステアリングコントローラーだと、カーブを曲がる時のステアリングを切ってからの反発力が小さく、クルマとの一体感というのをあまり感じられませんでした。
交換後については、カーブを曲がっていく感覚と、ステアリングの手応え、重さの感覚が一致しているような印象になって、一体感が増したように思います。これらが運転中の安心感にもつながり、運転することがより楽しく感じられるようになりました。

高速域(80km以上)
純正のステアリングコントローラーでも、高速安定性は素晴らしいものがあり、「このしっかり感が低、中速域でも表現してくれたらなぁ」と思っていたくらいです。

そのため高速域での不満点はほとんどなかったのですが、交換後の高速域の安定性は、純正で感じた満足感を超えます。ステアリングはかなり「重く」なり、ふわふわ感やふらつきのようなものは一切感じません。
とにかく「どっしり」としたステアリングで、万が一手を離したとしても、ステアリングは微動だにしないんじゃないか、といった感覚すらあります。
レーンチェンジでのステアリング操作も、どっしり感はそのままにステアリングからの確かな手応えを感じられます。

まとめ
さて、ステアリングコントローラーを交換して、色々な場面で乗ってみましたが、総じて「交換してよかった」と感じています。
純正で常々感じていた「軽いなぁ」と思うことがなくなったことが大きいです。
人工的な重さである点はやや気になる部分ではありますが、それでも満足度は大きいと感じます。
ネックなのは部品代です。これだけで47,500円というのが痛い・・・。
工賃は思ったよりもお安くやってもらえたので助かりました。

それと、外観や内装を見ただけでは、部品交換していることが一切分からない(気づかない)という点も、自己満足度が高いポイントかも知れません( ̄ー ̄)
ディーラーの人も「ステアリング自体を交換する人はいますけどねぇ」と珍しげな印象でした。

話がちょっと逸れますが、スズキ車でこれまで乗ったクルマの中で、ステアリングの重さや手応えについて、ぽん的に一番好みだったのは「スプラッシュ」です。
スプラッシュのステアリングの印象はとても良かった記憶があります。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。

    先日ZC32S(中古)に乗り換えました。
    ステアの軽さ、インフォメーションの薄さが気になっています。
    そこで、こちらの記事が大変参考になりました。

    まとめのページも、内容が濃くて参考になっています。
    今後もときどきお邪魔させてもらいます。

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    1. コメントありがとうございます。
      このようなコメントをいただけると、率直に嬉しく励みになります。ありがとうございます。
      最近更新が滞りがちですが(^_^;)、今後も思いついたことなどを書いていきますので、またいらして下さい。

      ステアリングコントローラーの交換から1年以上が経過しましたが、今も交換してよかったなと思っています。
      「フィーリング」は運転する上でとても大事な部分だと改めて感じています。

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