2014年9月26日金曜日

チャイルドシートの必要性と助手席設置の可否について考える

チャイルドシートは6歳未満の子どもの装着義務があります。
義務付けられるということは、シートベルトと同様に「装着した方が安全であるため」という結果があるからなのかと思っています。
また、通常のシートベルトは身長140cm以上に対して有効な働きをするようなので、身長が140cm以下の場合には6歳を過ぎてもチャイルドシート(ジュニアシート)装着が必要なのかと思います。
チャイルドシートは何歳まで装着すればいいのですか?

JAFの2014年調査によると、6歳未満のチャイルドシート装着率は「61.9%」とのことです。
チャイルドシートの使用率は61.9%


年齢が高くなるほど装着率が減っている傾向があるようです。
年齢が高くなると、子どもも自己表現が出来るようになり、チャイルドシートを嫌がるのが増えることも要因なのかなと思います。
また、チャイルドシートを装着していても正しく装着・固定が出来ていない割合も多いようで、「チャイルドシートに乗せたから安心」と言う訳にもいかない状況のようです。
確かに取り付けが面倒だったり、分かりにくいチャイルドシートがあるのも事実です。

JAFなどではチャイルドシートが正しく取付されているか確認してくれる講習なども開催しているので、それらを利用するのも大切だと感じています。

チャイルドシートの助手席装着について
さて、チャイルドシートの取付は基本的に「後部座席」ということになっていますが、実際には助手席に取り付けしているクルマもよく見かけますし、妻からも「子どもがグズるから助手席に取り付たい」という話を聞いたりしています。

チャイルドシートの販売メーカーでは車種別の取付可否を公開していますが、いくつかのメーカーを確認したところ、「安全のため後部座席に取付してください」「衝突時に他の座席より損傷を受ける可能性があり危険」といったように、「助手席は危険」という扱いになっています。

助手席設置の危険性
では実際に、助手席では何が危険なのかについてですが、最も考えられるのが「エアバッグ」によるところだと思います。
JAFの講習か何かで、実際にエアバッグが展開するのを見たことがありますが、その爆発音と衝撃はかなり大きなもので、とても驚いた記憶があります。

これらを整理すると、チャイルドシートの助手席設置の危険性については以下のような感じでしょうか。
  1. エアバッグが展開した時の衝撃に、小さな子どもの体型では負けてしまうものと思われる。
  2. 子どもの身長が低いため、エアバッグ展開時には、ちょうど頭部を直撃しそうであり、この上なく危険であると思われる。
  3. チャイルドシートを後ろ向きに設置することは、とんでもなく危険であり、絶対にやめるよう注意喚起されている
  4. チャイルドシート販売メーカー側も、助手席へ安全に設置できるかの検証・確認はしていないと思われ、助手席に安全に装着できて、正しく機能するかの保証がない状態と考えるべきである(助手席設置の場合はチャイルドシート製品の保証対象外になる可能性があると思われる)
  5. 何かでみた事故の統計によると、助手席に乗っている人の被害が最も高い結果が出ていた(探してみましたが、正確な情報元がないため不正確な認識かも知れません)
こんなところでしょうか。
万が一の際における助手席へのチャイルドシート設置は、想像しているよりもとても危険性が高いように感じます。

その一方で、助手席設置について以下のような記載があったりします。
チャイルドシートの使用方法
やむおえない場合には、こうやって助手席に設置してください、みたいな記載ですね。

国土交通省のページでも似たような記載があります。
Q21です。
チャイルドシートのQ&A
こちらは、「ジュニアシートなら助手席設置はOK」と記載されています。
※ただ、ページの更新が全くされていないので、情報が古いままと思われます。

最近の記事でみると、以下の情報が最も理にかなった回答になっていると感じます。
All About チャイルドシートQ&A

エアバッグキャンセラーについて
さて、上記の紹介記事の中で、エアバッグキャンセラーについて記載があります。
エアバッグキャンセラーは名前の通り「エアバッグの動作を停止する機能」です。
輸入車ではポツポツある機能のようで、ぽんが知っている範囲では「スマート フォーツー」、「フォード フィエスタ」にはこの機能があると記憶しています。

この機能があれば、助手席へのチャイルドシート設置は問題なさそうです。
(メーカーの動作保証はないと思われますが)
また、国産車ではほとんど聞いたことがない機能だと思います。

では、キャンセラー機能はないけれども、助手席のエアバッグをOFFにする方法があるのかについてですが、キャロル(アルトOEM)について、参考にディーラーに確認してみました。

回答の概要は以下のようなものでした。
  • クルマに助手席エアバッグをOFFにする機能はない
  • 一部加工なりして助手席エアバッグを機能させなくすることは可能だが、その場合はエアバッグ警告灯が点灯状態になり、運転席側のエアバッグの動作保証もない
  • 上記内容と安全性の観点から、ディーラーではエアバッグについて手を加えることはできない
とのことでした。なるほど妥当な回答だと思います。
自作でエアバッグキャンセラーを作成されている方などもいらっしゃいますが、ここは自己責任ということなんだと思います。

チャイルドシートまとめ
という訳で、チャイルドシート(ジュニアシート)についてのまとめです
チャイルドシートについて
  • チャイルドシート(ジュニアシート)は6歳未満までは装着義務あり
  • チャイルドシート装着義務違反は1点、罰則金なし
  • 子どもの安全性を考えれば装着は必須
  • 6歳過ぎても身長が140cmに満たない場合には引き続き装着した方が良い
  • チャイルドシートの設置ではミスユースが多いため、説明書を見てしっかり確認するか、JAFが主催のチャイルドシートチェックアップ講習などに参加するのも良い方法

助手席設置について
  • 助手席設置はエアバッグが危険要因となる
  • チャイルドシートメーカーも非推奨としており、動作確認(保証)もしていないものがほとんど
  • やむをえない場合だとしても、子どものことを考えれば後部座席設置が妥当
  • それでもやむをえず助手席へチャイルドシート設置の場合は、後部座席を一番後ろまで下げてエアバッグからなるべく遠ざけることが大事
  • 助手席に設置した場合、万が一の時にエアバッグの衝撃が子どもにとって非常に危険なものとなることをしっかり認識しておく
  • エアバッグキャンセラー機能があるクルマは助手席設置も問題なさそう(ただし、チャイルドシートメーカーの適合情報に基づくことが大事)
  • 国産車で助手席エアバッグOFFは、配線をいじればできなくはなさそうだが、お勧めはできない
  • 親のエゴが子どもを危険にさらしてしまう可能性があることを認識しておく
こんなところでしょうか。

はい、ぽん自身への言い聞かせのようなところもだいぶあります(^_^;)
最後にチャイルドシートに関するFAQで、神奈川県警のサイトで分かりやすくまとめられています。
神奈川県警 チャイルドシートQ&A

ぽん自身、子どもをチャイルドシートに乗せたりするのに時間がかかったり、移動中にグズって大変な場面も多々ありますが、子どもの安全のためにはやはり欠かせないものであると感じています。


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