スイフトスポーツ(ZC32S)タイヤのひび割れ（クラック）原因とリスクについて考える

スイフトスポーツ(ZC32S)ですが、購入して1年半を過ぎた頃からタイヤのひび割れが発生しています。タイヤは購入時に装着されていた「POTENZA RE050A」です。

左側のタイヤの方がひび割れが特に多く、右側はそれ程ではありません。


ちなみに、こちらが左タイヤの状態です。

で、こちらが右タイヤの状態です。

左右のタイヤでショルダー部のヒビの具合が随分違うように感じます。

左側のタイヤの方がひび割れが酷いのは、以前に参加した「ル・ボラン 萩原秀輝のSSSドラテク・アカデミー」で、右回りのオーバルコースをひたすら走っていたことが原因かなぁと考えています。
レッスンの中で、アンダーステアを敢えて出したり、横滑り防止機能を敢えて動作させてみたりするような走り方をしていたため、タイヤにもかなり負担がかかっていたものと思われます（特に荷重が多くかかる左側タイヤへの負担が大きかったのかと思います）

タイヤのひび割れについては、キャロルの時にも同じような事を書いた記憶がありますが、改めて書いてみたいと思います。

タイヤのひび割れの原因
ひび割れの原因としてはこの辺りかと思います。
1.上述したようなタイヤに負担をかけるような走行
2.太陽光（紫外線）によるもの
3.空気圧の不足、入れすぎ
4.タイヤクリーナーの使いすぎ
5.あまりクルマに乗らないことによる劣化
6.製造から年月の経過したもの

7.OEMタイヤは寿命が早い？（ディーラー情報）

ぽんの場合、「1」以外に心当たりがあるものとしては、「3」の空気圧の入れすぎがあるかもしれません。（と言っても 前2.7kpa、後2.4kpaくらいですが）また、クルマ購入当初は「4」をよく使っていたようにも思います。

「2」については、青空駐車ではありますが、日光の当たり具合については左右で偏りはあまりない場所だと思われるので、該当しないようです。

「6」については、ブリジストンのページでは製造から5年以上経過したタイヤはショップで要点検、10年経過したタイヤは交換することを推奨しています。

長期経過タイヤの点検・交換

今回のぽんのタイヤは、製造から2年半は経過していないので、「6」は該当しないです。

「7」については、ディーラーの人がチラッと言っていましたが、正直、根拠はないように思います。

ひび割れの影響について
タイヤのひび割れが与える影響としては、こんなことが考えられるかと思います。

1.タイヤが硬くなっている証拠でもあり、タイヤが本来持っている弾力性が失われ、路面への食い付きも悪くなる。結果として走行面でのトータル的な性能（乗り心地の悪化、ドライ・ウェットを含めたグリップ力の低下など）がダウンしている。

2.そのまま乗り続けた場合には、いずれはタイヤがバーストする危険性がある。
輪ゴムなども経年劣化すれば、ボロボロになり、伸ばすと切れてしまう状態になりますが、タイヤも正にそんな状態になりつつあるのだと思います。

タイヤ交換の目安として、残り溝だけでなくひび割れ具合も非常に重要なポイントになってくると思います。

タイヤのひび割れの危険指数
タイヤのひび割れレベルの危険指数としては、日本自動車タイヤ協会（JATMA）がタイヤのひび割れ（クラック）状態の危険度の目安を公開しています。
  タイヤ安全ニュース等一覧
    ※タイヤニュースNo.72です。

また、タイヤの構造に関してはブリジストンのページで分かりやすいものがありました。
タイヤの基本構造

これらから、サイドウォール部のひび割れは特に注意が必要なのかなと思われます。
（他の部分でも勿論注意は必要ですが）
特に、ひび割れがカーカスまで進行していると非常に危険な状態のようです。

ぽんのタイヤについては、右タイヤはトレッド部とサイドウォール部に少々、左タイヤはトレッド部とショルダー部が酷く、サイドウォール部に少々ひび割れが発生しているようです。

JATMAの指数で言うと、5段階中の「2」または「3」と言ったところでしょうか。

緊急性はないけれども、随時経過を観察していく感じになりそうです。
それにしてもあとどれくらい持つのでしょうか。タイヤの性能としては間違いなく劣化している訳であり、他のタイヤも試してみたいという気持ちもあるものの、もう少し頑張ってもらわないとなぁなんて思ったりもしています。