2014年10月5日日曜日

次期スイフトスポーツのエンジン(動力性能)と発売時期を勝手に予想する

今回は勝手に予想コーナーです。
モデルは「次期スイフトスポーツのエンジン(動力性能)」と発売時期についてです。これについて考えてみたいと思います。
事前情報については、一般人が得られる情報といえば雑誌やニュース記事くらいしかないので、今までに掲載された情報を基に考えていきたいと思います。
※勝手に予想なので何の根拠もありませんがご了解下さい。

まずは「記事1」です。
こちらはスイフトスポーツに興味を持っている方は一度は見たことあるかも知れない記事です。
日刊工業新聞:スズキ、小排気量ターボを「スイフト」に搭載

1.0リッターターボ搭載と、具体的なエンジンの排気量と発売時期まで記載されていますが、信憑性についてはどうでしょうか。
この記事は、情報元の記載が全くないことや、同時期に他のニュースサイトで同じような記事が一切ないことなどから、記者・または新聞社が何らかのルートで得た情報を基にした「憶測も含まれた内容の記事」なのではないかと思われます。

2016年という時期についても、現行車(スイフトZC72S)の発売から6年後であり、一般的なフルモデルチェンジ(以下FMC)サイクルを考えれば容易に推測できる時期ではあります。
そのため、情報の信憑性については「発売時期はともかく、搭載エンジンについては鵜呑みにはできない」ものと考えます。


続いて「記事2-1」です。

こちらの記事は発売時期や搭載エンジンなどの明確な発表はしていないものの、「スズキの公式な発表」というのがポイントであり、今後実現する技術を発表していると考えていいと思います。
また、公式に発表するということは技術的にもある程度の目処がついた内容であるとも読み取れます。

「記事2」の説明会について、別サイトでは以下のような記事になっています。
「記事2-2」
Response:【スズキの四輪技術】笠井常務「エンジンは20年までに1.4リットル以下へ集約」

「記事2-3」
webCG:スズキがこれからのパワーユニット戦略を発表

「記事2-1」~「記事2-3」までは、同じ説明会の内容を報道したものです。
全てに共通しているのは「エンジン開発を1400cc以下に集中、集約」というものです。
エンジンタイプを「1.0」「1.2」「1.4」の3タイプに集約と、具体的に記載しているのは「記事2-2」だけです。
「記事2-2」の中では常務の名前まで挙げられているため、具体的なエンジンタイプについて、説明会の中で常務から口答で説明があった可能性は高いように思います。

ちなみにスズキの「四輪技術説明会」の正式な資料は以下のリンクで読むことができます。
http://www.suzuki.co.jp/ir/library/forinvestor/pdf/technologySeminar.pdf
※この資料では、エンジンの具体的なタイプまでの記載はありません。


勝手に予想
現在集められる情報といえば、このくらいしかありません(^_^;)
仕方ないのでこれらを基に推測してみたいと思います。

動力性能について
今後スズキが開発・研究していくエンジンは「1.4リッター以下」であることは間違いなさそうです。
また「記事2-2」の報道によれば、「1.0」、「1.2」、「1.4」の3タイプのエンジンの研究・開発を進めていることになります。
そのため、現在存在する1400cc以上のエンジン(M16Aも含めて)は、今後改良される可能性はほとんどゼロだとも考えられます。

スイフトスポーツ自体がFMCの度にトルク・馬力の数字を上げてきているので、時期モデルでもそこの数値を下げるようなことはあまり考えられないようにも思えます。
また、過給器を付けたにしても「1.0」「1.2」くらいでは「エコ」や「街乗り仕様」といった印象が強く、「スポーツ」を名乗るには物足りないような気がします。

そうなると、時期モデルの動力性能は「1.4リッター」の過給器付きエンジンが最も有力なような気がします。
次点として「1.4リッターNA」もありそうな気もします。
この場合は新型ロードスターのような方向性ですね。パワーよりも軽やかに走る運転の楽しさやコストパフォーマンスの良さ、ライトウェイトスポーツという点をアピールする形です。

ユーザーとしては大パワーや大トルクは魅力的ですが、それらを人や機械がコントロール(制御)する点は課題になるような気もして、メーカーとしてもそこは慎重になるような気もします。
また、過給器付きエンジンの場合には車両価格も心配になってきます。

「記事2-1~2-3」の報道内容を見る限りでは、搭載されるエンジンタイプは現行のものから変わる可能性は高いものと思われ、その場合には研究と開発、テストにはかなり時間を要すると思います。
エンジンが変わることで、ZC31S、ZC32S、M16Aエンジンで得られたデータはほとんど参考にならず、一からデータを取り直しになるでしょうし、それに伴うシャシーやサスペンションのセッティングも全てやり直しになると思われるためです。

そして、新開発のエンジン及び、各種セッティングが間に合わない場合には再び「M16A(1.6)」を搭載、という可能性も捨て切れませんが、1600ccエンジンでは今後のスズキの方針とも食い違うことにもなるため、可能性としては非常に低いものと考えられます。

発売時期は果たして
発売時期としては、いつものようにスイフトのベース車の発売から遅れる形で発売されるのではないでしょうか。
なので、まずは時期スイフトがいつ発売されるかが重要になります。
こちらも現時点では正確な情報はなく、噂レベルのものしかありません。
2代目スイフトから現行スイフトへのFMCまでは約6年ありました。このFMCでは、プラットフォームも刷新され、かなり力の入ったものだったように記憶しています。

上記の「記事2」関連から、プラットフォームの統合化も述べられているため、時期スイフトでもプラットフォームが刷新されることが予想され、開発にはやはり長い時間(5~6年以上)が費やされる可能性は高いように思います。
現行スイフトの発売は2010年9月でしたので、そこからちょうど6年後とした場合は2016年9月。
スイフトスポーツは更に遅れての発売になるのは間違いないのではないでしょうか。

また、現行スイフトスポーツ(ZC32S)の発売が2011年12月。そこからちょうど6年後で2017年12月です。
新型エンジンの場合であれば、もう少し研究・開発に時間がかかる可能性も考えられます。
うーむ、だいぶ先になりますね(^_^;)

情報の事前リークは期待できず
スズキの凄いところは、事前情報がほとんどリークされない点です。
現行スイフトスポーツ(ZC32S)の時もスイフトのベース車が発売された直後は「2010年年末」とか「2011年春頃」とか書かれている雑誌が多かった気がしますし、当初から「2011年12月」と予想していたメディアはなかったように思いますし、その情報が出てきたのはだいぶ直前になってからだったように記憶しています。

ミライース発表後にアナウンスされたアルトエコも突然発表されたようなところがあり、事前のリーク情報がほとんどなかった記憶があります。
それだけ情報管理が徹底されているのでしょうか。

スズキの場合の事前のリーク情報って、せいぜい発表1週間前くらいにディーラーのブログページによる、メーカーから通知のあった資料を公開してしまうとか、個人(ブログ)がディーラーで聞いた(発表直前の)情報が掲載されるくらいな気がします。

なので本当に正確な情報は「直前にならないと分からない」というのが実際のところだと思います(^_^;)
まぁ新モデルについて色々想像するのも楽しいですよね、ということで勝手に妄想した今回の記事でした。

6 件のコメント:

  1. わくわくする、楽しい記事をありがとうございました。
    さしあたって、スイスポは現行型が少なくとも2017年12月までは存続しそうな予想ですね。
    個人的には、「再びM16A(1.6)を搭載」という可能性を考えています。

    さて、発売からちょうど3年にあたる、今年の12月頃、マイナーチェンジはないでしょうか。
    たしか去年7月のは、マイナーチェンジとも言えないほどの小変更でしたよね。
    あと3年以上活躍してもらうために、各種のブラッシュアップがないかと思いますが、すでに完成していますから、
    これ以上の変更はないのかもしれませんね。

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    1. コメントありがとうございます。
      現行スイスポの退役については、もしかするとベースのスイフトがFMCしたタイミングというのもありそうな気がしています。

      なるほど、「M16Aの現役続行派」ですね。それって何気にありそうな感じもしますよね。

      現行スイスポのマイナーチェンジはどうなんでしょうね。
      既に毎月の販売台数は落ちてきていますし、メーカーとして何もしない訳はなさそうな気もします。大きな変更というよりも、細かい点の小変更(ブッシュや足回りの見直しなど)に留まりそうな気もしています。
      ただ、大きな変更などあったら、それはどこになるのかとかを考えると、また楽しみだったりもしますね。

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  2. >現行スイスポの退役については、もしかするとベースのスイフトがFMCしたタイミングというのもありそうな気がしています。
     そうですね。スイスポだけ販売継続というのは難しそうですからね。
    ということは、2016年9月頃? あと2年くらいしかありませんね。
     それにしても、スズキさんは本当に事前情報が少ないですね。

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    1. コメントありがとうございます。勝手に予想の次期からすると、確かにあと2年くらいで退役かも?みたいになりますね。意外に日数がないですよね(^_^;)

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  3. 現行のZC32型はグリルとエキマニの間に、丁度タービンとインタークーラーが入りそうな空間が空いています。これはおそらくフォルクスワーゲンのターボエンジンを載せる前提で設計されてたんじゃないかと勘ぐったのですが。フォルクスワーゲンとの提携はポシャリましたがZC32型の開発当初にはゴルフと同じエンジンを載せたターボモデルの計画が有ったのではないかと。それが次のモデルのベースと言うかスズキ自社開発のターボエンジンを載せるとしたら納得できますね。

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    1. コメントありがとうございます。なるほど。フォルクスワーゲンとの提携発表時期から考えても、その計画はあったようにも感じますね。とても興味深いです。
      スズキの次世代エンジン、とても気になるところですよね。

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