2014年11月29日土曜日

映画一言レビュー:「イコライザー」「インターステラー」「6才のボクが、大人になるまで。」

今回は映画レビューです。
映画はちょくちょくと観に行ってはいるものの、レビューを書くのは物凄く難しくてつい書かないで終わってしまっています(^_^;)
なので長いレビューを書くことは諦めて、「一言レビュー」という感じで不定期に何本かまとめて書いていこうかなと考えを改めました。
今回は「イコライザー」「インターステラー」「6才のボクが、大人になるまで。」の3本です。

イコライザー(原題:THE EQUALIZER)
  全米公開:2014年9月22日
  日本公開:2014年10月25日
   採点:75点

イコライザー、デンゼルワシントン予告で感じるイメージと本編の内容はだいぶ違う。
内容については王道的である、悪をやっつける正義の味方的なストーリーで、主人公が正義に目覚め、悪を倒すという覚悟が構築され、それを実行していく過程が描かれる。
内容的にこれといった深みはないが、娯楽作品として観れば十分楽しめる。
べらぼうに強いデンゼル・ワシントンがとにかく格好いい。
娼婦役のクロエ・グレース・モレッツはいつもと違う役柄で、良い子役よりもワル系の方が似合いそう。今後もワル系役に期待。
既に続編制作の準備が進行中だそうです。












インターステラー(原題:Interstellar)
  全米公開:2014年11月7日
  日本公開:2014年11月22日
   採点:88点

インターステラー:クリストファー・ノーラン、マシュー・マコノヒー

現在の科学の中で考えられた比較的現実的なSF作品。
現代科学では未知の領域であるブラックホールやワームホールなどが映像として描かれているのも興味深い。
現実的な科学の理論を基に構成されている本作なのに、科学では全く解明のできない「愛」が描かれている点も面白い。
ストーリーはこの手のジャンルにも関わらず、しっかりと「完結」しており、希望のある終わり方である点も良い。
残酷にも過ぎていく時の流れの中で、父親と娘を結び付けたのが、時を刻む装置である「時計」である点など、「時間」に対する趣が強く、重要なテーマともなっている。











6才のボクが、大人になるまで。(原題:Boyhood)
  全米公開:2014年7月11日
  日本公開:2014年11月14日
   採点:65点

6才のボクが、大人になるまで

制作期間12年。映画の中身よりもそっちの方が「凄い」と感じさせられる作品。
ただし、内容的には至ってシンプルであるためか、深く感じるものがない。
12年に及ぶ時代の変遷を楽しめるのはいいのだが、ただそれだけのような気も。
子どもの成長と自立、親の責任と立場など見どころは多いはずで「時の流れの重み」も十分あるはずなのに、それが166分という長尺の中でも、いまいち伝わってこないのが残念。
ただ、改めて考えると、成長や自立といったことよりも「自由」こそが本当に描きたかったことなのかも。
親は子育てから開放され自由となり、子は親から自立したことで自由になる・・。
これは親子が自由を手に入れた物語だったのかもしれない。

映画の内容よりも、監督や製作陣が「時間と手間かけて誰も作ったことのない、凄い映画を作ったでしょ」みたいなことを考えながら作ったのではないかと勘ぐってしまう。
※個人的偏見です。




以上3本です。
映画は憩いの時間です。また次回お会いしましょう(^-^)

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