2015年2月9日月曜日

スマホのMVNO(格安SIM)変更後の最適な通話方法について考える

こちらの日記で、スマホをMVNO(格安SIM)に変更後の問題点などをまとめました。
MVNOでは今のところカケホーダイがないので、いかに安く電話ができるかが、課題になってきます。
いつくか通話アプリなども試してみましたので、通話品質であったり、現時点で個人的に最適な通話方法だと思っているものについて今回はまとめたいと思います。


試した環境
試した環境はLTE回線です。
MVNOは「IIJmio」を使っていますが、通信速度は「クーポンOFF(200kbps)」で試しています。
※ハングアウト、ViberはクーポンONでも試していますが、大きな変化はありませんでした。

1.ハングアウト(アプリ)
Google公式のアプリです。
通話料はチャージ形式(最初は2ドル、それ移行は10ドル~のチャージ)ですが、通話料は安いです。
携帯宛(約10円/分)、固定宛(約3円/分)です。
さらに最初の1分は無料です。
通話品質もとてもよく、電話回線に近いレベルです。番号表示は固定宛、携帯宛どちらも「通知不可」などになります。

問題点
アプリがまだ不安定です。
相手が通話しているのに、こちらは呼び出し音(プルルルル)が鳴ったままで(要するに相手が着信したことになっていない)、こちらの声が聞こえないことや、その反対(相手側に自分の声は聞こえるが、こちらは何も聞こえない)の現象もあったりします。
その問題が発生する時はだいたいアプリが強制終了してしまいます。
それが頻繁に発生するので正直現時点では「使えない」という判断です。
使用している端末などにもよるかもしれませんが。

2.Viber(アプリ)
わりと古くからあるアプリです。現在は楽天の公式アプリです。
固定宛は通話料無料なのが大きなメリットですが、番号表示は「通知不可」や「圏外」となります。また、固定宛に電話した場合、相手側に聞こえる音量が小さすぎるようで、何度も聞き返されることが多く、こちらもストレスですし、相手側はもっとストレスを感じるのではないでしょうか。
電話機の口元を押さえながら話すだけで、だいぶ聞こえやすくなるようではあります。
アプリ同士の通話についても、固定あてほどではないにしても音量が小さい場合がある状態です。
「音量」の問題があるため、現時点では「使えない」と判断しています。

3.G-Call
(電話番号の頭に「0063」を付与する
使うには事前の登録が必要です。
電話番号の頭に番号を付与してくれる専用のアプリもあります。
こちらは電話回線を使うため、通話品質はとても良いです。
料金は一律10円/30秒で、非課税です。
番号表示は携帯宛はOK、固定宛は「圏外」表示です。
固定宛の番号表示以外については不満点のないサービスです。

4.楽天でんわ
(G-Callと同じ仕組で電話番号の頭に「0037-68」を付与する)
使うには事前登録が必要です。電話番号の頭に番号を付与してくれる専用のアプリもあります。
電話回線を使うため、こちらも通話品質は良好です。
料金は一律10円/30秒で、消費税が別途かかります。
番号表示は携帯宛、固定宛ともにOKです。
G-Callとの差は「消費税がかかる」、「固定宛も番号表示OK」くらいです。

5.LINE電話
(LINEアプリ経由で使えます)
通話料はチャージ式です。
チャージ額は「100円~」行えますが、利用期限がチャージ後180日までです。
チャージ額が50円を下回ると、自動でチャージしてくれる機能もあります。

通話品質は非常によく、電話回線との違いはあまり感じずにストレスなく通話できます。
通話料は固定宛が3円/分、携帯宛が14円/分です。
また、タウンページで掲載されているようなお店や企業の固定宛は10分間無料です。

番号表示は携帯宛はドコモ、ソフトバンクは「通知不可」です(auは未確認です)。
固定宛は頭に「81」が付き、最初の「0」が省略された番号が表示されます(例:8190・・・)。

通話履歴(どの番号に何分かけたか)情報は、クラウドというか、サーバー側で記録されていると思われます(圏外では履歴が確認できないため)。


通話時のストレスもなく、料金も安めという観点からの最適な通話方法
色々試した結果、現時点のベストな通話方法は以下の感じです。

固定宛
1.LINE電話、2.楽天電話

携帯宛
1.LINE電話、2.G-Call

LINE電話は思いの外通話品質が良く、ストレスを感じないです。
番号表示に難ありなのが惜しいですが、お店、企業の固定宛が10分無料がいいです。
この無料期間は永続的ではなさそうですが、長く続けてほしいところです。

楽天でんわはやや高めな料金ですが、番号表示と通話品質は文句なしです。
G-Callは非課税な分、楽天でんわより少しだけ安くなりますが、固定宛の番号表示できないので、上記のように使い分ける感じがいいと思います。

今後のホープとしては「ハングアウト」でしょう。
番号表示には難ありですが、通話品質、通話料金ともにレベルは非常に高いので、あとはアプリの安定性が上がれば、充分使えるレベルとなります。

通話方法を使い分ける場合の問題点
料金を抑えるために色々試してみるのは個人的に楽しかったりもしますが、色々使い分けると、請求もバラバラになる訳で、今月はいくらかかったのかが把握しにくいのが悩ましいところです。
妻にも「使い分けとか訳が分からん」と言われる有り様(^_^;)

現状ではどこのサービスも一長一短といったところで、「ここが一番」とは中々言えない状態だと思います。
それは言い換えればまだ発展途上とも言える訳で、今後もっと良いサービスの登場などにも期待が出来るのではないかと感じています。

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