スズキからAセグメントのイグニスが発売されました。
スズキ、“コンパクトクロスオーバーのパイオニアとして市場を切り開く”新型「イグニス」発表会
試乗はしていたものの、ようやく日記にまとめられましたので、今回はスズキイグニスの試乗レビューというか、試乗感想についてまとめたいと思います。
グレード
試乗したグレードは「ハイブリッドMX」でした。
タイヤ
タイヤはブリヂストンのエコピアEC150でした。
タイヤサイズは「175/60R16」でした。
運転席周り
シートは適度なホールド感もあり、座りやすい印象です。
シート自体は、適度な硬さと柔らかさを兼ねたような印象です。
シートはシートリフターが装備されています。シートは一番下に下げても、アイポイントは高めな印象です。
これはこれまでのスズキの考えかと同じようです。
ステアリングはチルト調整機能のみありました。
サイドブレーキは、昔ながらの手で引き上げるタイプです。最近このタイプのサイドブレーキが少なくなりましたが、個人的にはこのタイプは好みだったりします。
各種フィーリング
ステアリング・乗り心地
ステアリングの印象については、中立付近は若干の遊びがある印象で、クイックな応答性ではありません。あくまで普段の運転をそつなく出来るようなセッティングだと感じます。
インフォメーションはそこそこあるので、安心した操作を行うことができます。
カーブではそこそこのロールがありました。
ステアリング操作に対するクルマの曲がり方については、基本的には若干ゆったりした曲がり方なので、左右連続するカーブでは少し大変かも知れません。
また、乗り心地については、結構細かい凹凸や振動を拾う印象があり、路面に対してサスペンションがしっかり動けていない印象がありました。
試乗車が入りたてだったから、というのもあるかも知れませんが、それでもやや気になるレベルでした。
アクセル・加速
アクセル操作に対する加速感は、CVTながら頑張っている印象です。ハイブリッド効果もあるのかも知れませんが、それほどラグもなく、しっかりクルマが反応してくれる印象です。
大きく踏み込んだ時の加速感については、軽量化効果もあるのか、非常に軽やかに加速していってくれますし、十分すぎるパワーを出してくれます。
ただ、エンジン音については、特徴のないがさつな音が結構聞こえてくる印象ではありました。
ブレーキ
ブレーキにつては、少し硬めのフィーリングです。ストローク量は少なめで、あまりコントロール幅は内容に感じました。
また、初動でのカックン気味になることもなく、普段の運転では操作しやすい印象でした。
燃費
燃費は燃費計表示で、エアコンなしで16.8kmでした。
内装・遮音性
内装については、価格の割りにはチープさが結構目につきます。樹脂の部分が多く、特にこだわりのあるデザインや素材を使っているような部分もなく、エクステリアとは異なり、特に特徴のないインテリアである印象があります。
アイドリング時の車内はかなり静かな印象があります。走行中はそこそこロードノイズは入ってきますが、それでもこのクラスでは結構頑張っているレベルだと感じます。
スズキ イグニスまとめ
国内では車種の少ないAセグメントということで、 注目していたのですが、試乗してみての全体的な印象としては、全てにおいて「ごくごく普通」であるというのが特徴でしょうか。
特段「ここがいい」「ここが悪い」という部分がなく、ごくごく無難な仕上がりである感じがします。
別の言い方をすると、乗り味などを含めてスズキの軽自動車の延長線上というか、アルトを少し大きくしたようなクルマ、という感じでしょうか。
そのような印象であるため、運転した感覚は、ワゴンRのように多くの人に受け入れられる方向性のものだと感じがします。
特徴のあるエクステリアで、「ハスラーの普通車版」的な印象も受けていたたのですが、ハスラーほどのインパクトもなく、比較的地味な方向で落ち着いているような感じがあるように思いました。
以前、スズキで販売していた「スプラッシュ」では、欧州的な乗り味・フィーリングであり、その辺の国産車にはない、圧倒的な魅力があったので、それに近いものを期待していたものの、イグニスでは欧州的なものは感じられず、ごくごくスタンダードな、一般的な国産車と同じような乗り味に仕上がっているように思いました。
価格帯については、全体的な完成度で見ると若干高めかなぁという印象も受けました。
生産は国内のようなので、人件費などの費用分が結構上乗せされているのではないでしょうか。
最近のスズキ車は軽量化がかなり進んでいますが、やはりこれは走行面では大きなアドバンテージがあり、軽やかな走行が楽しめるように感じます。
ただ、軽量化を進めすぎることで、衝突安全性が疎かにならないのかが気になったりしています。
イグニスについては、「セーフティパッケージ」を装備すれば、カーテンエアバッグもセットになるということもあり、その辺りで衝突安全性のフォローはされているのかも知れません。
特段「ここがいい」「ここが悪い」という部分がなく、ごくごく無難な仕上がりである感じがします。
別の言い方をすると、乗り味などを含めてスズキの軽自動車の延長線上というか、アルトを少し大きくしたようなクルマ、という感じでしょうか。
そのような印象であるため、運転した感覚は、ワゴンRのように多くの人に受け入れられる方向性のものだと感じがします。
特徴のあるエクステリアで、「ハスラーの普通車版」的な印象も受けていたたのですが、ハスラーほどのインパクトもなく、比較的地味な方向で落ち着いているような感じがあるように思いました。
価格帯については、全体的な完成度で見ると若干高めかなぁという印象も受けました。
生産は国内のようなので、人件費などの費用分が結構上乗せされているのではないでしょうか。
ただ、軽量化を進めすぎることで、衝突安全性が疎かにならないのかが気になったりしています。
イグニスについては、「セーフティパッケージ」を装備すれば、カーテンエアバッグもセットになるということもあり、その辺りで衝突安全性のフォローはされているのかも知れません。
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