2013年6月30日日曜日

スイフトスポーツ(ZC32S) ステアリングコントローラー交換レビュー(1年法定点検ログ1)

スイフトスポーツの1年法定点検が終わりました。特に異常はなかったので安心しています。
以前の日記にも書きましたが、点検と合わせてオイル交換、オイルエレメント交換と、ステアリングコントローラー(パワステ)をスイフトRSのものに交換してもらいました。
今回はステアリングコントローラー交換についてまとめたいと思います。

パワステの交換理由としては「ステアリングの操舵感を重くしたかったから」の一言に尽きます。
なんでスイフトRSのものに変更したかというと

  • スイフトRSのニュースリリースにもある「重めにセッティングしたステアリングコントローラー」、に惹かれた
  • スイフトRSを試乗した印象で、スイフトスポーツのステアリングよりもやや重たく感じられた
  • ベースとなる車種(スイフト)が同じであるため、部品の互換性(形状など)があるのではと思った
  • スズキ純正部品であるという点で、製品の信頼性が高いと思った
  • 調べた限りでは、アフターパーツメーカーで「ステアリングコントローラー」なるパーツを販売しているメーカーがなかった
  • ステアリングコントローラーの交換をお願いしたディーラーでは、同じ内容の交換実績が数件ある

こんなところを考えた結果、ステアリングコントローラーの交換に至りました。
クルマに大きな変更を加えずにステアリングの操舵感を重くしたいなら、ぽんが考えた限りではこの方法しか思いつかなかった、とも言えます(^_^;)

写真のものは、スイフトスポーツ(ZC32S)の純正ステアリングコントローラーです。
三菱電機製ですね。
ZC32S-ステアリングコントローラー

スイフトRSのステアリングコントローラーの実物は見なかったのですが、形状は全く同じで、品番だけが違うものと思われます。
品番が違うことから、プログラムのセッティング内容が違うのだろうなぁと推測されます。

ちなみに、スイフトスポーツの純正ステアリングコントローラーは「また元に戻したくなるかも・・・」ということで持ち帰ることにしました。(これが写真のものです)

部品代は税込で47,500円、工賃は約10,000円でした。


交換後のレビュー
さて、ステアリングコントローラーを交換してみてのレビューについてまとめてみます。

交換直後の第一印象については、「あまり変わってないかも・・・」という印象がありました。
ただ、その後色々な場面で乗っているうちに印象が変わってきました。
純正と比べると、総じてステアリングが重くなっています。ただ、その重さがやや人工的というか、自然な重さとはちょっと違う印象です。
「自然さ」で言えば、純正の方が優れているかも知れません。

次にシチュエーション別に書いていきます
低速域(~50km)
低速域については純正と比べてそれ程大きな違いはないものの、若干「重くなった」という印象でしょうか。
純正パワステでは、路面がやや荒れた緩いカーブを曲がる時に、路面からの振動でステアリング操作がブレることがあり、「頼りないステアリングの操舵感」になってしまい、結構不満があったのですが、(ブレたと言っても、カーブでのラインがズレたりということはないので、あくまでフィーリングの部分になります)これがほとんど解消されました。
交換後は、カーブでもステアリングのしっかり感が常にあり、カーブを走り抜けるまでそれを維持してくれます。
上で「ほとんど解消」と書きましたが、これは路面によってはまだブレる時があるためです。
とは言うものの、そのブレはほとんど気にならないものになりました。

中速域(50km~70km)
スイフトRSを試乗したとき、この速度域での手応えがとてもよかった印象がありました。
で、交換してからのスイフトスポーツではどうかというと、これまた全体的に重くなり、中々の好印象です。
純正のステアリングコントローラーだと、カーブを曲がる時のステアリングを切ってからの反発力が小さく、クルマとの一体感というのをあまり感じられませんでした。
交換後については、カーブを曲がっていく感覚と、ステアリングの手応え、重さの感覚が一致しているような印象になって、一体感が増したように思います。これらが運転中の安心感にもつながり、運転することがより楽しく感じられるようになりました。

高速域(80km以上)
純正のステアリングコントローラーでも、高速安定性は素晴らしいものがあり、「このしっかり感が低、中速域でも表現してくれたらなぁ」と思っていたくらいです。

そのため高速域での不満点はほとんどなかったのですが、交換後の高速域の安定性は、純正で感じた満足感を超えます。ステアリングはかなり「重く」なり、ふわふわ感やふらつきのようなものは一切感じません。
とにかく「どっしり」としたステアリングで、万が一手を離したとしても、ステアリングは微動だにしないんじゃないか、といった感覚すらあります。
レーンチェンジでのステアリング操作も、どっしり感はそのままにステアリングからの確かな手応えを感じられます。

まとめ
さて、ステアリングコントローラーを交換して、色々な場面で乗ってみましたが、総じて「交換してよかった」と感じています。
純正で常々感じていた「軽いなぁ」と思うことがなくなったことが大きいです。
人工的な重さである点はやや気になる部分ではありますが、それでも満足度は大きいと感じます。
ネックなのは部品代です。これだけで47,500円というのが痛い・・・。
工賃は思ったよりもお安くやってもらえたので助かりました。

それと、外観や内装を見ただけでは、部品交換していることが一切分からない(気づかない)という点も、自己満足度が高いポイントかも知れません( ̄ー ̄)
ディーラーの人も「ステアリング自体を交換する人はいますけどねぇ」と珍しげな印象でした。

話がちょっと逸れますが、スズキ車でこれまで乗ったクルマの中で、ステアリングの重さや手応えについて、ぽん的に一番好みだったのは「スプラッシュ」です。
スプラッシュのステアリングの印象はとても良かった記憶があります。

2013年6月26日水曜日

アルファロメオ ジュリエッタの一週間試乗モニターに当選


アルファロメオの公式サイトで「Alfa Romeo Giulietta 1ウイーク モニター キャンペーン」というのをやっており、前々から応募していたのですが、ついに当選しました!

アルファロメオのクルマは運転が楽しいという話はよく聞きますが、試乗とはいえ乗れる機会ができて嬉しく思います(^-^)
家の前にジュリエッタが停まっているというだけで、なんだかニヤけて鼻血が出てしまいそうです(^_^;)

モニター車のグレードは「コンペティツィオーネ」のようです。
ジュリエッタのグレードの中では中間グレードにあたるものです。
Alfa Romeo Giulietta

一週間試乗モニターですが、ぽんの都合で実際に借りられるのは4日程度になりそうです。
とは言うものの、数分程度の試乗とは異なり、じっくり乗れることで細かい点も観察ができると思うので、とても楽しみにしています。

また、ジュリエッタのトランスミッションは、「Alfa TCT」と呼ばれるデュアルクラッチ式です。
デュアルクラッチは、カー雑誌情報では次期フィットでも搭載されるようですが、ぽんとしても始めてのるミッション形式になります。
デュアルクラッチ式のダイレクト感はかなりのもののようですが、実際のところどの程度のものなのかも楽しみだったりします。
あとは、ウィンカーがハンドルの左側レバーというのも気をつけないとなぁ。1回は必ず間違えそうですが(^_^;)

その辺りも踏まえた試乗レビューについても改めて書いていきたいと思っています。

2013年6月23日日曜日

エールベベ クルットNTプレミアムのスイフトスポーツ(ZC32S)での使用レビュー

以前の日記で、チャイルドシートの選び方についてまとめてみましたが、ぽんはエールベベの「クルットNT」を使用しており、スイフトスポーツ(ZC32S)に取り付けています。
遅くなりましたが、今回はクルットNTのチャイルドシートのスイフトスポーツでの使用感についてまとめたいと思います。
※ちなみにチャイルドシートの取付位置は助手席側の後部座席になります。


車への取付まで
取付以前にチャイルドシートを車内に入れる所で苦戦します。
チャイルドシート自体が大きめで、重さもあることと、後部座席のドアを開けた時の開口部分があまり広くない点が相まって、苦戦します。
チャイルドシートの設置自体は難しくはない方だと思います。
取付DVDも付属しているので、それを見ておけば苦戦することもないと思います。
ぽんが初めて設置してみた時も10分はかからなかったと思います。

チャイルドシートを設置すると、前席(ぽんの場合は助手席)を少し前にスライドしてやらないといけなくなります。(チャイルドシートと助手席の後ろ側がぶつかってしまうため)
なので助手席は「ちょっとキツめ」なスペースになってしまいます。


取り付け後の状態
実際に、チャイルドシートをスイフトスポーツに取り付けての状態です。
ドアの開き具合や、チャイルドシート自体の高さなどが、キツそうなのが分かるでしょうか。



シートの向きをドア側へ向けた状態です。チャイルドシート自体の高さが結構あるのが分かるかと思います。



子供の乗せ降ろし
子供の乗せ降ろしの時は、座椅子部分を回転させる機能を活用して、子供の座る部分をドア側に向けて座らせるかたちです。
生後6ヶ月くらいまでは、中々便利で苦労もなく、子供を座らすことができていました。(おしりと頭の後ろを支えながら座らせられます)
ですが、身体が大きくなってくると、座らせにくくなってきます。
子供を座らせる時は、通常であれば子どもと一緒に自分の上半身を後部座席内に入れて、座らせられるのが簡単に座らせる理想だと思うのですが、それができなくなります。
なので、まずは子供をシートに座らせる→自分の上半身を後部座席内に入って、ハーネスなどを締める手順になってきます。
子供を座らせる時も、チャイルドシートの高さがあるために、子どもの後頭部がドア開口部の上部分にぶつかってしまいます。なので、子どもの後頭部も手で覆いながら座らせる必要が出てきます。
当の子どもは、チャイルドシートに座る時はいつも不快そうな顔をしています(^_^;)
1歳7、8ヶ月にもなれば、シートの上に乗せるだけで、子どもが自分で前を向いて座ってくれるようになると思うので、そうなると一気に楽になります。

降ろすのは比較的簡単です。
今のところは子どもの両脇を支えながら「ひょいっ」と出しています。ただ、出す時も注意しないと頭がドアの開口部にぶつかってしまいます。


乗っている時の子どもの様子
乗っている時は子どもは静かにしていますし、すぐに寝てしまうこともよくあります。乗せる時に嫌がるようなことはありません。
一度寝てしまうと、1、2時間はぐっすり寝ています。
これらの様子を見ていると、チャイルドシートの座り心地(居心地)は悪く無さそうです。

シートの座る部分の寸法は、全体的にゆとりがあまりないというか、ちょっとキツそうな印象すらも受けますが、これは安全の構造上のものなのかなと思っています。

座る部分がキツめということも起因しているのか、子どもが汗をかきやすいようです。1時間くらい乗せた後に降ろすと、背中が汗ばんでいることがよくあります(冬でもこういったことがよくありました)


ハーネスの肩の高さ調整は簡単
ハーネス(チャイルドシートのベルト)の肩の高さ調整については簡単にできます。シートが回転するので、シートの後ろ側が見えるように回転させて、フタを開けて位置調整するだけです。
肩の高さ調整のためにシートを取り外したりする手間がないのはとても便利ですね。


クルットNTプレミアムの使用感まとめ
さて、クルットNTプレミアムについて書いてきましたが、チャイルドシートの機能面について中々の満足度です。シートを回転できるのは、やっぱり便利です。
ネックなのは、チャイルドシート本体の大きさと、重さでしょうか。スイフトスポーツ(ZC32S)に装着するとなると、特に気になるかも知れません。
全体的な満足度としては80点以上はあげられるのではないでしょうか(^-^)


   

2013年6月19日水曜日

スズキ スペーシア X 試乗レビュー

スイフトスポーツの1年法定点検でディーラーに行った際に、スペーシア X (スマートフォン連携ナビゲーション装着車)と、ワゴンRスティングレーTの試乗をさせてもらいました。

今回はスペーシアの試乗レビューについてまとめたいと思います。

スペーシアはパレットの後継車種として発売されたハイトワゴンです。

ホンダはNシリーズで軽自動車に本腰を入れてきて、今後は日産もデイズ、デイズルークスなどで攻勢をかけてくると思われます。
そんな中でのスペーシアの発表は、スズキの軽自動車の基幹車種をも狙ったものと思われ、その本気具合が伺えます。


今回試乗したのは「X」というグレードです。3グレードある中で、中間にあたるグレードになります。
ボディカラーは「フォレストアクアメタリック」という色です。エメラルドグリーンのような色味です。

スペーシア フォレストアクアメタリック

タイヤサイズは「155/65 R14 75T」です。タイヤの銘柄はブリジストンの「エコピア EP150」でした。
先日試乗した「日産デイズ」でも同じタイヤを履いていました。
最近の軽自動車のデファクトスタンダードなタイヤなのでしょうか・・。

スペーシア タイヤ銘柄


運転席・内装
早速運転席に座ってみます。内装はベージュ色をメインとしたもので、スズキっぽい色使いや雰囲気があります。
ぽんが現在乗っているキャロル(アルト)にも共通するものを感じられます。
質感などについては、割り切った方がいいと思います。いかにも軽自動車的な内装なのかなとは思います。

ドライビングポジションについては、シートリフターはついていますがステアリングのテレスコピック機能はありません。ここはシート位置を前後させて、調整する必要があります。

シートはホールド性はほとんどありませんが、シート自体はやや硬めな造りでしっかりしたものであると感じました。
また、アームレストがあったりベンチシートであったりと、やはり実用性を考えて作られているようです。

シフトレバーはインパネ部分から生えているものです。シフトレバーの右側(左手の親指で押す)には「Sモード」のボタンがあります。
パーキングブレーキはフット式です。

加速感とエンジン音
早速クルマを走らせてみると、出だしのトルク感は中々のものです。「スッ」と前に進んでくれるような印象があります。その後の加速はそれ程いいものではありませんが、進み出しの良さによって、その後スピードに乗るまでの印象はだいぶ違うようです。加速が鈍いような感覚はほとんどありませんでした。
それと、出だしでのエンジン音なんかもあまあり気になりませんでした。エンジン音は3000回転を超えた辺りから「ぐわぁぁぁん」と気になってくる印象でしたが、出だしからスピードにのるまでの間では、そこには至らないので、音も気にならないのではないでしょうか。
それ以上に加速する時や、必要以上にアクセルを踏み込んだ時には「ぐわぁぁぁん」が待っています(^_^;)

ステアリング
ステアリングについては軽すぎず、重すぎずな感じです。キャロル(アルトHA25S)より若干軽いくらいです。適度なセッティングだと思います。
曲がった時のステアリングのフィーリングなんかも素直に曲がってくれる印象で、違和感のようなものは感じませんでした。
また、急なステアリング操作に対しても、そこそこ機敏に応答してくれるので、緊急回避操作なんかがあった時でも、しっかり対応できそうな印象です。

乗り心地
乗り心地については、ややゴツゴツした感じがあります。後部座席に座っていると、なお感じる印象でした。
とは言うものの、許容範囲内の乗り心地は確保していると思います。

高速安定性
高めの速度域まで試すことができましたが、高速安定性については「普通」です。100kmくらいまでは不安なく運転できそうです。
ただ、背高のハイトワゴンである分の不安定さが、高速走行でも影響はありそうな感じがします。
あまり速度を出す気にはなれないなぁといったところです。

ブレーキ
スペーシアで要注意なのがブレーキです。効きが悪い印象がありました。
ブレーキペダル自体は硬めでストロークも短めですが、ブレーキがよく効く部分が、奥の方にあります。踏み込み始めは全然効かない感じです。
そのため、停止する際には毎回かなり奥までブレーキペダルを踏み込んでやる必要があります。
慣れないと、止まろうとした位置を超えてしまうこともあるのではないでしょうか。
ぽんが試乗した時もそんな場面があって、慌ててブレーキペダルの踏み込み量を増やして「カックン」と停止するようなシチュエーションがありました(^_^;)

Sモード
シフトレバーの右側に「Sモード」なるボタンがありますが、これを押すとエンジンの回転数が上がって、パワフルな走行ができるようです。
Sモードにすると、アイドリングストップ機能が停止します。回転数自体は1500~2000回転くら上乗せされます。
通常モードで、80kmでは2000回転くらいを示し、Sモードにすると4000回転くらいを示す感じです。
Sモードにするとエンジンの唸り音も聞こえてきます。
けれどもSモードでもパワフルな感じはありません。むしろエンジンブレーキも効いてしまって、前に進む力は通常モードとあまり変わらない感じです。
Sモードは坂道なんかで使う意外に、用途はあまりないように感じました。

エアコン
エアコンはオートタイプでした。試乗した日は蒸し暑かったのですが、車内空間が広いにも関わらず、エアコンはよく効いていました。

燃費
走行したコースの距離は約7kmで、高速走行、ワインディングありといった、色々なシーンを試せるコースである上、エアコンもガンガンつかった訳ですが、燃費計表示では21kmを示していました(試乗前に燃費計はリセットしています)。
燃費計自体の精度は不明ではあるものの、燃費計を見る限りでは中々の燃費のようです。

視界・室内空間
それにしても運転中の視界は本当にいいです。いい意味でトラックのような視界も良くて明るく感じるし、車内空間も広いので、常時開放感を得られるような印象です。
これだけでも運転に対するストレスは軽減されそうな感じがしますし、運転もしやすいのかなと思います。
室内空間の広さも、その実用度は非常に高そうです。ぽんはスイフトスポーツがファーストカーな訳ですが、スペーシアがあったら、その実用性の高さからスペーシアがファーストカーになりかねません(^_^;)

トランク

スペーシア トランク


トランクのスペースもかなり頑張っているのではないでしょうか。スイフトスポーツを超えています。
後部座席をスライドすることは出来ないようなのですが、後部座席を折りたたむことは可能で、そうすれば自転車も入られるくらいのスペースになるそうです。
フロント座席も倒せば、大人が普通に寝られるスペースも作れるそうです。最近の軽自動車は恐ろしいですね。

電動スライドドア
スペーシアの目玉機能の一つが、電動スライドドアのようです。左側だけの装備という、ちょっと中途半端感があるものの「軽自動車初」の電動スライドドアだそうです。
普段、ぽんが乗っているクルマにはそういった機能は当然ないので、いざその機能を使ってみると、なるほど便利さがよく分かります。
静かに閉まるので、子どもがいる場合でも安全性がありますね。

まとめ
スズキが満を持して発売したスペーシア。その作り込みは中々のものです。
実用性を考えたら、一級品であることは間違いないと思います。

クルマ本来の部分についても、そこそこしっかり作られているのかなとは感じましたが、やはりブレーキだけは気になりました。慣れれば問題ないのかも知れませんが、それでも「慣れ」というステップが必要になる訳で、要改善部分な気もします。

安全装備については、この時期に発表する新型車として見ると、物足りないものがあります。
横滑り防止装置はオプション設定もなく、サイドカーテンエアバッグも設定がありません。

スペーシアは車体価格は高い部類に入る車種ですし、燃費や実用性だけでなく安全装備についても、もう少し頑張って欲しいかなと感じますし、スズキの安全性に対する考え方はどうなのだろうかとも思ってしまいます。

スマートフォン連携ナビがオプション設定されていますが、このナビの価格が7、8万円のようで、メーカーオプションナビとしては、お手頃な価格設定なのは、ポイントが高いですね。

という訳で、今後は安全装備についても抜かりなく備えてくれることに期待したいと思います。


2013年6月14日金曜日

スイフトスポーツ(ZC32S) 1年法定点検とステアリングコントローラー(パワステ)交換

スイフトスポーツ(ZC32S)ですが、そろそろ1年を迎え、ディーラーで1年法定点検をお願いする予定です。
といっても点検パックのようなサービスには入っていないため、点検費用が発生しますが(^_^;)
1年法定点検の際には以下のことをお願い予定です
  • オイル交換(またM16-SPの予定)
  • オイルフィルター交換(スズキ純正フィルター)
  • ステアリングコントローラー(パワステ)をスイフトRSのものに交換

ぽんの中の目玉は「スイフトRSのステアリングコントローラーに交換」です。
スイフトスポーツのステアリングの軽さには、現在も馴染めきれずにいる感じです。
スイフトRSを試乗した時の印象を考えると、スイフトRSのパワステに交換したからといっても、それ程大きな変化はないと予想しますが、それでも中速域以上からの重さと手応えには期待しています。現在よりも少しでも改善すればいいかなぁという思いでいます。
もう一点馴染めないのが、運転中のインフォメーションの薄さです。
これについては、タイヤが大きな要因なのかなと推測しています。それとシートでしょうか。本来のシートの役割部分については、純正シートは不満はないのですが、シートから伝わってくるインフォメーションがほとんどなくて、路面情報も分からないように思います。
純正タイヤはPOTENZA RE050Aという、パフォーマンスの高いタイヤであり、グリップや応答性、剛性感などの「走行性」、そしてウェットでの走行については文句なしです。
が、接地感やインフォメーションなどの「乗り味」や運転を「楽しむ」部分についての印象は物足りないものがあると感じています。
タイヤも、次回交換する時は050A以外のものを履いてみたいですが、何せ同サイズのタイヤがほとんどないのが困り物です(^_^;)

2013年6月13日木曜日

M16-SPエンジンオイル 5000km走行後の印象について(スイフトスポーツ(ZC32S))


現在、スイフトスポーツに入れているエンジンオイルはTRUSTの「M16-SP」ですが、このエンジンオイルを入れてから5000kmを走行しました。
他のエンジンオイルは使用していないため、比較は出来ないのですが、以下のような印象を持っています。

・レスポンスがよく、トルクの太さも感じられる
・トルク感があるため、街乗りでも乗りやすい印象
・エンジンを回した時に、レッドゾーンまでスムーズに吹け上がる
・満タン法による実燃費は、13~16kmの間で安定

実際のところ、エンジンオイルが上記のものにどれくらいの影響を与えているのかは分からないところですが(^_^;)
5000kmを超えても、吹け上がりが悪くなったりというフィーリング関連の悪化は特に感じていません。

オイルレベルゲージで見た時のエンジンオイルの状態
5000km走行してみてのエンジンオイルの様子について、オイルレベルゲージで確認してみました。
M16-SP 0530 5000km走行後

色:茶色っぽい
臭い:特に鼻につくような臭いもなく、ガソリンの臭いもしない
量:特に減っておらずFULLの状態
※エンジンオイルの状態は、見た目では劣化の判断が難しいようなので、色の状態は特に参考にはならないと思われます(^_^;)

実際のところ、フィーリングの変化もまだ感じていないこともあり、「まだ交換しなくても大丈夫そう」と思っています。
けれども、そろそろ1年点検ということもあり、今回はこのタイミングでエンジンオイルを交換しておこうかなと思っています。
本当は8000kmくらい走ってから交換したかったのですが。
1年間での総走行距離が8000~10000kmくらいで、来年も走行距離がこのサイクルであれば、次回のエンジンオイル交換は来年の1年法定点検までしないつもりでいます。
(もちろん、走行距離が予想より多くなったり、フィーリングの変化やエンジンオイルそのものの変化、クルマ自体の調子が悪くなってきたりしたら、すぐ交換しますが(^_^;))

廃オイル排出の抑制と、スイフトのマニュアルに記載のあるオイル交換サイクル「15000kmごと」、そしてM16-SPを販売しているTRUSTの公称値?「15000kmまではOK」というのを信じたいと思います。

何らかの問題が発生した際には、こちらでレポートしていくつもりですので、その時は「あーあ、やっちまったな」とお考え下さい(^_^;)

2013年6月9日日曜日

日産デイズ ハイウェイスターX試乗レビュー

日産デイズが発売されましたね。

日産、日産エッセンスを軽に凝縮した新型「デイズ」「デイズ ハイウェイスター」
日産、三菱自動車と英知を結集して作り上げた新型軽自動車「デイズ」発表会

デイズは日産と三菱の合併会社による第一弾の軽自動車です。
生産は三菱の工場で行われているので、三菱のOEMとも言えると思います。

ちなみに、三菱の同モデルである「eKワゴン」はこちらです↓
三菱自動車、3つの“e(いい)”を具現化する新型「eKワゴン」「eKカスタム」

これまで日産はモコやルークスなど、スズキのOEMの軽自動車を販売していましたが、今後は三菱との共同モデルで攻勢をかけていくものと思われ、今回のデイズでもマーケティングやCMなどからも、日産の本気度が伺えるように思います。

今回は日産デイズ ハイウェイスターの試乗レビュー、評価についてまとめたいと思います。


外観について

日産デイズハイウェイスターX リア日産デイズハイウェイスターX フロント






試乗したのは「ハイウェイスターX」というグレードです。色はホワイトパールのオプションカラーのものでした。
オプションカラーということで、21000円の有料のカラーですが、近くで見てみても、それほどパール感は強いものではなくホワイトに近いような色味であるように思いました。

フロントフェイスは「ハイウェイスター」では日産に共通するフェイスが取り入れられているようで、セレナのミニサイズ版のような印象も受けました。「デイズ」よりも「ハイウェイスター」の方が「日産」的な印象が強いですね。


タイヤについて
タイヤサイズは「155/65R14 75S」ので、銘柄はブリジストンの「エコピア EP150」というもので、アルミホイールを履いています。
日産デイズハイウェイスターX タイヤ

ちなみに、試乗したディーラーには展示車として「デイズX」がありましたが、こちらはスチールホイールですが、タイヤサイズ、銘柄は全く同じものでした。


アイドリング音について
アイドリング時の音も車外から聞いても、車内から聞いてもそれ程大きな音ではなく、そこそこ静かである印象を受けました。


運転席・内装・シートについて
運転席に座って、ドライビングポジションの調整です。シートはダイヤル式の高さ調整も備えていました。ステアリングについてはチルトステアリングで、上下調整だけ行えます。
テレスコピック(前後調整)は備えてありませんでした。

カタログを見る限り、テレスコピックは全グレードで非搭載のようです。
チルトステアリングはグレードによって有無があるようです。ハイウェイスターは全てのグレードで、「デイズ」ではXのみの装備のようです。

内装はブラックカラーですが、質感としてはプラスチック感の印象が強く、それ程いいものではないため、内装重視の人からみると、微妙かもしれません。
しかしながら軽自動車として見れば充分頑張っているものとも感じられるものであり、コンパクトカーの中間グレードくらいの質感は確保しているのかなとも思います。
日産デイズハイウェイスターX 内装1


ステアリングは本皮巻ということもあり、中々の好印象です。ステアリングは常に握っているものですから、触り心地なんかも大事な要素になるように思います。

シートについては、柔らかすぎずで適度な感じな印象でした。手で押してみると柔らかい感じもするのですが、座ってみると低反発のような感じで、結構しっくりくるものでした。
ホールド性についてはあまりよくなさそうですが、街乗りで乗る限りでは不満に思うことはなさそうでした。
運転中のシートの感じも悪くない印象した。中距離くらいの運転ではあまり疲れを感じずに運転できそうな感じで好印象でした。

サイドブレーキはフット式です。
気になったのが、運転席の足元部分、左足を置く部分のスペースがやや狭いことです。運転中は気にはならなかったのですが、乗り込む時に「ん?なんか狭い気が」と思いました。


エアコン操作部について
それと、エアコン操作部分はタッチパネル式のものでした。
物理的なボタンは一切ないので、ボタンを押す手応えはまったくないかわりに、「ピッ」という音で教えてくれるようです。物理的なボタンがないため、操作する時は必ず目をそちらに動かす必要がある上に、操作位置がかなり下の方になるため、目線をかなり下にしないといけないことになります。
運転中に操作する可能性も考えると、一瞬の目線の移動とはいえ、若干怖い気もしました。


走行中の印象について
走りだしてまず感じたのはステアリングの軽さです。出だしの時は随分軽い印象を受けました。
けれども、アクセルペダルについてはスカスカではなく、やや手応えの感じられるものでした。本当に「やや」ではあるのですが、アクセル操作のしやすさを感じられる印象でした。


加速関連
アクセルペダルを踏み込んでいっても、加速は鈍いです。結構踏み込んでも加速は鈍く、車体が重いのではないかという錯覚すら覚えます。スピードにのるまでに時間がかかる印象でした。
現在乗っているキャロル(HB25S)・アルト(HA25S)も加速は鈍いですが、それとあまり変わらないような加速の鈍さでした。
スズキの現在のワゴンRなんかと比べても、加速については劣る印象を受けました。
スピードに乗ってしまえば、それ程アクセルペダルを踏んでいなくても大丈夫な感じはありました。
加速については、燃費を考えたCVTとのセッティングの影響なのかなと感じます。

加速自体についてはいまいちでしたが、加速する際のエンジン音についてはそれ程うるさい印象は受けませんでした。キャロルなんかですと、加速する際に「グワァァンン」と耳障りなエンジン音が唸るのですが、デイズハイウェイスターではそのような印象はありませんでした。
「あれ、あまりエンジン音は聞こえないなぁ」と感じました。エアコンがONだったこともあるかも知れませんが、それでも静粛性はそこそこあるように感じました。あくまで一般的な軽自動車と比較した場合ではありますが。
それと、エンジン音は耳障りな感じもありませんでした。音がそもそもそれ程気にならないレベルであることと、発する音自体も不快な周波数?ではないのかもしれません。


ブレーキ関連
ブレーキペダルについては、ペダルの位置がやや高い位置にあるような印象がありました。
足のかかとを支点にして、ペダルに足をかけた時の角度がやや大きくなるような感じでしょうか。本当に「やや」ではあるのですが、そんな印象がありました。
ブレーキペダルの効き具合や踏んだ時のフィーリングは、軽自動車としては中々よく出来ている印象がありました。踏み込んだ時の遊びは少なめで、ブレーキの効き始めからはっきりした手応えが感じられます。また、ブレーキペダル自体もやや重めで、コントロールしやすい手応えと重さである印象です。これはデイズで一番よかった部分かも知れません。

またブレーキをかけて停止する際に、「カックン」となることはありませんでした。雑にコントロールすると「カックン」となることはありますが、ちょっと気を使って操作すればスーっと綺麗に停まってくれます。
キャロルではどんなに頑張っても停止寸前に「カックン」となってしまうのですが、デイズハイウェイスターではそういった問題はコントロール次第で発生しません。


アイドリングストップ機能
アイドリングストップについては、インジケーターの下の方に「A」というランプがあって、それが点灯している時は「アイドリングストップできる状態」という意味だそうです。
「A」が点灯している状態だと、車が停止する前(カタログによると13km以下)にアイドリングストップします。
エンジン再始動はブレーキを緩めるか、ステアリングを少しでも動かすと再始動します。再始動自体はすぐにしてくれるので、特に問題はなさそうです。
エンジン再始動時のエンジン音についても、やはり静粛性は中々のもので、コンパクトカークラスの静音性はあると思いました。


ステアリングフィール
ステアリングの軽さは、動き始めでは軽すぎるくらい軽いですが、40kmを超えてくると軽かった印象が薄れてきます。
速度によってフィーリングを変えてあるのかも知れませんが、そこそこの手応えを感じることができ、インフォメーションも適度にあるので中々の好印象です。
60kmくらいしか試せませんでしたが、それ以上の速度でも高速安定性も中々ありそうな期待感がありました。
中速以上でのステアリングのフィーリングは中々のものです。

減速して交差点を左折する時にステアリングを切った時は、やっぱりステアリングは軽かったです。
中速以上のステアリングフィーリングはいいのですが、低速での印象はいまいちな感じがします。


乗り心地
走行中の乗り心地については、意外に細かい振動まで伝えてくるような印象がありました。
同乗者から見ると、やや不快感を覚える場面もあるかも知れません。
ですが、ぽんが乗ってみる限りでは特に不快な感じはなく、乗り味自体は中々である印象でした。


謎のCVT制御について
左折してから、アクセルペダルを踏み込んだ時の挙動に違和感がありました。そう、キャロル(アルト)と同じ違和感ある挙動を感じました。
どんな挙動かというと「キックダウンしたような加速感とエンジン音の唸り」です。
キックダウンした時のような急な加速感がややあります。そのため、身体が前後するピッチングもある感じです。
キャロルと比べるとその挙動変化は少ないのですが、挙動そのものは全く同じものでした。
キャロルでは「CVTの副変速機とエンジンとのバランスの問題かなぁ」と思っていたのですが、デイズでもそのバランスが上手くいっていないのでしょうか。
デイズのカタログを見るとCVTは「副変速機付き」とあります。
CVTの製造メーカーを調べてみると、キャロル(アルト)と同じ「ジャトコ」製で、品番も同じのようです。


うーむ、このCVTはどうなのだろうか・・・。加速が鈍いのもこのCVTの影響が大きいような気がします。


後部座席とトランクスペースについて
後部座席は前後にスライドできて、トランクを広くしたり助手席の足元を広くしたり、用途によって調整ができます。
トランクの広さはこんな感じです。
日産デイズハイウェイスターX トランク1
後部座席スペース最優先時のトランクスペース

日産デイズハイウェイスターX トランク2
トランク最優先時のトランクスペース

















後部座席スペースを最優先にした時のトランクスペースは「狭い」です。最初トランクを開けた時はこの状態だったので「せ、狭い・・・」と思ってしまいました。
その後に後部座席を前後にスライドできることを聞かされ、トランクスペース最優先にしてもらいましたが、広くはないように思いました。

トランクスペースを広くすれば、その分後部座席のスペースに影響が出てきますので、そちらの写真はこんな感じです。

日産デイズハイウェイスターX 後部座席1
後部座席スペース最優先時
日産デイズハイウェイスターX 後部座席2
トランクスペース最優先時

後部座席スペース最優先にした時の後部座席スペースは、「とても広い」です。
高級セダンとかに匹敵、それ以上の広さではないでしょうか。広いです。
トランクスペース最優先時はどうでしょうか。こちらは「広くはないが、最低限のスペースは確保」しており、窮屈さはあるものの充分許容範囲のスペースはあるように思いました。

また、後部座席には2段階くらいのリクライニング機能がついていました。リクライニングなしだと、ほぼ垂直くらいになってしまうので、疲れそうな印象でしたが、1段回、2段階と調整できるので、2段回目は結構ゆったりになりそうでした。
また、後部座席のシートもしっかり作られている印象でしたので、長時間でもそこそこ快適に座れそうでした。


アラウンドビューモニターについて
デイズ、デイズハイウェイスターの目玉とも言える機能が「アラウンドビューモニター」ではないでしょうか。
日産DAYZ情報その2 インテリア装備に注目
バックする際に、ルームミラーに車を上から見下ろした映像を擬似的に映しだしてくれます。
カメラは全部で4つあるそうで、「リア、左右のサイドミラー下部、フロント」それらの映像を元に映し出しているそうです。
「軽自動車でここまでいるのか」と言えば、それまでですが、車庫入れが苦手にドライバーにはかなり重宝されそうな装備です。
ルームミラーだけでなく、ディーラーオプションのナビを取り付ければ、ナビのモニターにも、その映像を映し出すことは可能だそうです(ナビのグレードによるそうですが)
妻も「これは凄い!」とビックリしていました(^_^;)

アラウンドビューモニターは、ハイウェイスターでは「G」、「Gターボ」に標準装備、「X」はメーカーオプションだそうです。
デイズでは「X」に標準装備だそうです。


燃費については調査できず
試乗ということであり、燃費については確認できませんでした。
カタログ燃費が29.2kmであることを考えると、少なく見積もっても20km以上の実燃費は期待できるのではないでしょうか。

だいたいこんなところでしょうか。


その他について
試乗車を探す時に、ハイウェイスターG ターボを探していたのですが、このグレードはまた発売されておらず、8月以降になるようなことを話していました。

また、値引きについては3万円くらいでした。
まだ発売したばかりであるため、メーカーからの指示もあるでしょうし、値引きに期待することは難しいでしょう。

N-ONEを試乗した時は、ディーラーの盛況ぶりに驚愕し、今回のデイズも発表されたばかりだから、さぞ大盛況なのかなと思っていたのですが・・・お客さんがぽつぽつだったのがやや心配です。


日産デイズ、デイズハイウェイスターまとめ
この軽自動車の企画は日産の関与が大きく、開発自体は三菱メインで行われたものと思われます。

こちらは合併会社を設立してはいるものの、何となく86とBRZの関係に似ているような気もしました。

三菱は、過去の不祥事で未だに一般の人の持が持っているイメージの挽回は出来ていないように思いますが、車自体は以前から真面目な造りをしていると思っています。

その車設計、開発の真面目さは今回の「デイズ」でも感じられたように思います。
とにかく堅実な車であり、軽自動車を超える軽自動車?であるような気すらします。
走行に関する部分はフィーリングも含めてしっかり作られているので、安全に運転が出来るように思います。
そこに「運転する面白さ」までは感じられないと思いますが、安心感のある運転ができることは間違いないと思います。

その堅実すぎる設計であるために、突出したセールスポイントなんかがないのが難点と言えるかも知れません。


試乗まとめ
さて、デイズハイウェイスターを試乗した後に、改めて考えてみるとやっぱり全体的に「地味」であるように思います。
先進安全技術がある訳でもなく、大きな積載能力があるわけでもなく、スペック的にも普通で終わってしまっており、売り部分は少ないように思います。
デイズに関しては、軽自動車初の「アラウンドビューモニター」搭載で、かろうじて注目点があるように思います。
とは言うものの、車自体は基本はしっかり押さえられて造られているの印象なので、「走る、止まる、曲がる」という車の基本的部分については充分なレベルに仕上がっているように思いました。

あとは、日産というブランドと、本気具合は感じられるので、マーケティングについても期待できるのではないでしょうか。

ホンダの「N」シリーズと同様に、今後は「デイズルークス」と派生車種が増えてくるようですので、そうなってくると、軽自動車の勢力図にも変化が出てきそうな予感がしますね。

2013年6月6日木曜日

ピレリ P4 FOUR SEASONSに履き替え後について1(空気圧の低下)

キャロルのタイヤをピレリ P4 FOUR SEASONS(155/65 R14 75T)に交換してから200km程度走行しました。

交換してから3週間程度経過しています。そこでタイヤ交換後、初めて空気圧をチェックしてみました。
キャロルの指定空気圧は240で、タイヤ交換時にはその値の空気圧にしてもらっていましたが、空気圧はいずれのタイヤでも210~220まで下がっていました。

以前に原付のタイヤを交換した時にはそのバイク屋さんに、他の車でタイヤを換えた時には、そのタイヤショップの店員さんそれぞれに「タイヤ交換後は空気圧が減りやすいので、100kmくらい走ったら、空気圧を確認してみてください」と言われたことがあり、「なるほどそうなのか」と思い、今回のキャロルの空気圧の低下を見ても、「やっぱそういうものなのか」と思った訳です。

実際、タイヤショップのHPでは、100km走行後の点検について記載しているところもあります。
タイヤ館 タイヤセーフティー点検
ダンロップ タイヤセレクト タイヤ無料点検

ただ、今回のタイヤ交換時には、店員さんからそういった話しは何一つありませんでした。
販売員と取付作業員の方は違う人でしたが、どちらの方からも何も言われませんでした。

カーショップのスタッフであれば、知っていて当然とのことのように思いますし、少なくとも「こういうことがあるかも知れません」程度でも伝えてくれてもいいような気がします。
走行リスクを考えてタイヤ交換をしているのに、これではまたリスクが発生してしまいます。

2012年の日本自動車タイヤ協会の調査によると、タイヤの空気圧を日頃、意識しない人は全体の4割に及んでいます。
レスポンス:月に1度のタイヤ空気圧点検、6割が実施せず…日本自動車タイヤ協会調べ
日本自動車タイヤ協会 :タイヤの空気圧点検についての意識調査

こういったことも踏まえれば、なおさら100km走行後の空気圧チェックについての注意喚起をすることは、「プロ」としては必然のような気もします。

スタッフ個人の問題なのか、店舗固有の問題なのか、はたまた系列店舗全体の問題なのかは分かりませんが、「売ればいい」「交換すればいい」という印象も受けてしまいかねず、ちょっと残念な気分になってしまいました。

という訳で、タイヤ交換してある程度走行したら、空気圧の再チェックをお勧めします(^_^)

2013年6月5日水曜日

スイフトスポーツ(ZC32S・ZC72S) ポジションランプ(車幅灯)交換

スイフトスポーツ(ZC32S)のポジションランプは、ディスチャージライトオプションを選択してもポジションランプはハロゲン仕様です。

スイフトスポーツZC32Sディスチャージヘッドランプ1スイフトスポーツZC32Sディスチャージヘッドランプ2

そのため、上の写真のようにヘッドライトは白いのにポジションランプは電球色という、色合いのアンバランスさがあります。これは恐らく標準のスイフトやスイフトRS(ZC72S)でも同様かと思います。

電装系などには特にこだわりがないぽんでも、このアンバランスさだけは気になって気になって夜も寝られません(嘘)。

うーむ、神経質な性格のせいかもしれません・・。

ヘッドライトとポジションランプを同じ色合いにしたい」というのを目的として、ポジションランプの交換をすることにしました。

実際にポジションランプを交換されている人のブログなどを拝見しながら、「色味が同じっぽいもの」ということで以下の製品を選択しました。


「POLARG LED 車幅灯 P2832W 40ルーメン T10 5000K」
http://www.nissei-polarg.co.jp/product/ledbulb_009.html

価格的には3500円~4000円前後なので、価格的にはやや高めな商品であるように思います。
色味は5000K、明るさは40ルーメンです。
※明るさは25ルーメンでもよかったのですが、25ルーメンでは5000Kがないため、40ルーメンにしました。

交換作業
交換作業ですが、まったくのド素人のぽんでも交換ができました。電球交換と同じ要領ですので、誰にでもできると思います。
簡単な作業のためか、交換の手順を紹介しているページがあまり見つからなかったので、今回はまとめてみたいと思います。

ではクルマのボンネットを開けて作業開始です。

※ウィンカーランプと間違えないように、事前にライトを点灯させて場所を確認しておくのも方法です(もちろん、作業時はライトは消しておきます)

1.ポジションランプ位置の確認
ポジションランプのソケットは、グレーのプラスチック製のものです。
場所は写真を参照してください。赤枠に囲まれたところにあります。
ちなみに写真は左のポジションランプになります。

赤枠部分を拡大したところ


2.ソケットの取り外し
場所が分かったらまずはソケットを取り外します。手が入りづらく、ちょっと苦戦するかもしれませんが、大したことはないと思います。
ソケットを左側に回すと、「ポコッ」と音がするので、音がしたら静かに引っ張り出します。
左右のポジションランプ、どちらのソケットも左側に回すと外せます。

ソケットを引っ張りだしたところ
3.旧電球バルブの取り外し
ソケットを引っ張りだしたら、ソケットから電球バルブを取り外します。これは、バルブを引っ張れば簡単に取れます。捻ったりする必要もなく、引っ張るだけです。


バルブを抜いた時のソケットの中側はこんな形状です↓


ちなみに、今回交換するバルブはこれです↓


4.新しいバルブの取り付け
ソケットに新しいバルブを差し込みます。形状に合わせて押しむだけで簡単に差し込めます。

5.点灯確認
ルブをソケットに差し込んだ時点で、運転席のポジションランプスイッチをONにして、ライトが点灯するかどうか確認しておきます。点灯しない場合は、バルブの差し込む向きを反対にしてもう一度試してみます。

6.ソケットを元の場所に戻す

点灯確認ができたら、ソケットを元の場所に戻します。ソケットを元の場所に戻して、ソケットを右側に回して「ポコッ」と音がすれば装着完了です。

7反対のポジションランプも交換
同じ作業を反対のポジションランプでも行います。


交換後の印象
さて、交換してからヘッドライトとの色味を比べてみると・・・ぐはっ、少し色味が違う!
スイフトスポーツZC32S ポジションランプ交換1
スイフトスポーツZC32S ポジションランプ交換2

ポジションランプの方がやや白味が強いようです。(数分間点灯し続けても、白味が強いのは変わりません)

純正ポジションランプと比べれば、色味の違いは減りましたが、それでもパッと見ただけでヘッドライトと色味が違うのは分かります。明るさについては、純正と比べれば明るくなった印象はありますが、色味の変化による錯覚であるようにも思います。 

結果としてはちょい失敗か
今回のポジションランプ交換については、結果的にはぽんの目的としていた点については失敗ということになります。
それでも純正のライトと比べれば、アンバランスさは少なくなったので今回はこれでいいかなぁといったところです。
純正のディスチャージヘッドランプの色温度(ケルビン)を、事前に確認しておけばよかったなぁと反省しています。

交換自体は容易にできたのは助かりました。

あとは交換したランプの発熱性や、寿命についてどうなのかですが、これについては何かトラブルが発生したらレポートしたいと思います
レポートがなければ、普通に使えているとお考え下さい(^_^)

2013年6月1日土曜日

ピレリ P4 FOUR SEASONS(軽自動車装着) 使用レビュー


ピレリ P4 FOUR SEASONS 155/65R14

前回の日記で、キャロルのタイヤのひび割れについて書きました。
今回はキャロルのタイヤ(155/65 R14)をピレリ P4 FOUR SEASONSに交換してのレビューです。
今回のレビューは、交換直後~50km程度を走行しての印象です。
また、硬化の始まっているファルケン シンセラSN828との比較が含まれます。


交換したタイヤの状況
  • 空気圧はスタンダード規格であり、ロードインデックスもシンセラと同じ「75」ですので、純正の指定空気圧と同じ「240」にしてあります。また、充填しているのは普通の空気です(窒素ガスではありません)
  • タイヤの製造年週は「0713」と記載されていたので、2013年7週製造です。今年の2月中旬頃に製造されたものです。(画像ご参照下さい)
ピレリ P4 FOUR SEASONS 155/65R14


P4 FOUR SEASONS 使用レビュー

乗り心地とロードノイズ
第一印象としては、乗り心地が非常にマイルドになりました。シンセラでは橋の継ぎ目などで「ドカン」という突き上げを感じたり、マンホールの上を走ってもそれなりの振動を感じましたが、P4 FOUR SEASONSではタイヤがそれらの振動を吸収してくれているのでしょうか、非常に乗り心地がマイルドになりました。タイヤの弾力性と柔らかさが感じられます。

ロードノイズについてもシンセラと比べると静かになりました。シンセラで感じた走行中の「ゴー」という音は随分と軽減されたように思います。
あくまで劣化の始まっていたシンセラと比べた場合に「静かになった」訳であって、一般的なロードノイズとしては「適度にある」とは思います。

ステアリングの操作感や乗り味
ステアリングインフォメーションについては、こちらもマイルドになりました。シンセラと比べると薄味になり、ハンドル操作もやや軽くなった気がします。
とは言うものの、適度なインフォメーションは伝えてくれており、「軽自動車」との相性は良いように思います。

転がり抵抗についても、低減されたような印象があり、アクセルを離してからの慣性走行もよく流れるようになった気がします。全体的に車が軽くなったような印象があります。
軽くなったような印象のためなのか、転がり抵抗の影響なのかはわかりませんが、アクセルを離しての慣性走行でもよく流れるようになった気がします。
ただ、燃費については大きな変化はないように思います。

ステアリング操作に対する応答性についての変化は特に感じませんでした。

雨天時の走行での印象
雨天の走行も試せました。雨はかなりの土砂降りでしたが、60kmくらいの速度では特に問題になることはないように感じました。が、それ以上の速度も含めて再確認が必要かなとも思いました。
土砂降りだったことと、卸したてのタイヤということも原因になっているかもしれませんが、若干タイヤが浮いているような印象も持ったためです。ぽんの勘違いかも知れませんので、改めて再確認をしておきます。

ドライ路面での印象
 ドライでの印象については、一般的な速度域では不安要素はなく普通に曲がれますし、やや早めの速度域でのカーブでも中々の安定感を持って走ることができました。
けれどもコーナーを速い速度で駆け抜けるような走行をするタイヤではないようです、全体的に普通に運転、まったり運転するタイヤであると感じました。基本的にタイヤは柔らかい印象があります。
商品のターゲット車種が軽自動車、コンパクトカー、ミニバン辺りのようなので、それらの車種の用途に合わせられたタイヤと言えると思います。

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第一印象でのレビューはこのような感じでしたが、タイヤを交換してみて、これまで不快な部分の目立ったキャロルの乗り心地・ノイズについては大きく改善され、キャロル本来の乗り味を感じられるようでした。
溝が残っていても、タイヤの劣化が与える乗り心地やノイズへの影響は大きいように思います。

あとは走行距離で印象がどのように変化していくかと、ライフやタイヤの劣化具合がどうなのかですが、これについては順次まとめていきたいと思います。

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